●日本の大学教育の現状

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●大学の「初年次教育」科目がどんどん増殖する理由 大学教育の「パンドラの箱」:初年次教育という憂鬱(3) http://news.livedoor.com/article/detail/11930182/
かえってアクティブ・ラーナーを駆逐してしまう日本の大学。
そもそも初年次教育は、現在の大学には、かつては大学には来なかったであろう学生の層が、大量に入学するようになったという事態に端を発して登場した。

「懇切丁寧で、面倒見のよい指導をすれば、学生たちの知識やスキルの水準を高めることはできるが、彼らの自主性や主体性を引き出すことになるとは限らないのである。むしろ、教えてくれるまで待つという姿勢を身につけさせてしまう。
これは、大学生の「生徒」化と言ってもよいが、皮肉なことに、初年次教育の授業の多くは、ある意味で学生を“突き放す”大学の通常の講義やゼミよりも、高校までの授業に似ている。だから、学生たちの「生徒モード」を発動させてしまっている可能性も否定できない」。

●特集:教員養成×ICT  アクティブ・ラーニングで授業づくり http://www.kknews.co.jp/maruti/news/2016/0905_4All.html
大学における「アクティブ・ラーニング」への取り組みについて。

★The Disruption of the College Bookstore Market Enters Phase Three http://the-digital-reader.com/2016/09/17/disruption-college-bookstore-market-enters-phase-three/
米国でも、日本の近畿大と似た動きが。米国の大学キャンパス内から書店が消え始めた。「電子教科書プラットフォームを導入」「Amazonで購入するように指示」がトレンド(記事中の「third stage」)に。

●近畿大学/ネットで注文自宅に配送 Amazonで教科書販売を本格開始 http://ict-enews.net/2015/04/06kindai/
「学生用ポータルシステム「近大UNIPA(ユニパ)」上で自分の履修する授業を確認し、そこからリンクされたAmazon等のオンラインショップで教科書を購入することができる」。

●国立大学の教授はさらに“研究貧乏”に。6割が年間50万円未満 http://newswitch.jp/p/5855
国立大学が国から受け取る運営費交付金など「基盤的経費」から、大学の研究者に配分される「個人研究費」が減少傾向。

●北大が教授205人相当カットの大規模リストラ発表~ノーベル賞とか世界大学ランキングどころでない http://bylines.news.yahoo.co.jp/ishiwatarireiji/20160923-00062472/
・医学部、歯学部、小部局以外では一律14.4%の人件費を削減(教授だと205人分相当)
・平成29年度から退職者の不補充、任期付き教員の雇い止めなどで対応
・目標を達成できない部局は新規採用・昇任の停止、経費カットなど
(大学側の発表:第3期中期目標期間における人件費抑制のための教員人件費ポイントの削減方策について(案) http://ha4.seikyou.ne.jp/home/kumiai/16/160906.pdf

●東大教授の平均年収1200万円! 副業力で格差はさらに拡大 http://blogos.com/article/187107/
「大学教授であれば、「週5日、9時から18時まで勤務」といった仕事ではないため、時間的に副業が可能です。国立大学でも、内容にもよりますが、本務に支障がない範囲で副業が認められます。
代表的な副業としては、
(1)講演会や書籍執筆・専門雑誌投稿
(2)企業の顧問、社外役員就任
(3)大学内起業」。

●大学ランキングは“知の序列”なのか http://newswitch.jp/p/5837
大学の評価に、もっと「書籍」の価値を。
「日本をはじめ多くの国で、生命科学などの研究成果発表は英語論文が浸透している。一方で人文・社会科学系は、自国語の論文や書籍が大半で、ランキングではほとんど評価されていないという課題がある」。
「ランキングの指標となるデータベースは、米国のトムソン・ロイターが提供する『ウェブ・オブ・サイエンス』と、オランダのエルゼビアが提供する『スコーパス』といったものが有力だ。どちらも欧米を中心とする学術論文雑誌が対象となっており、書籍の価値についてはほとんど考慮されていない」。

★Books to be included in World University Rankings analysis for first time | Times Higher Education (THE) https://www.timeshighereducation.com/news/books-be-included-world-university-rankings-analysis-first-time
論文だけでなく、書籍も評価の対象にしないと大学(および大学職員)の評価として不十分。そこで、Times Higher Education(THE)社は、9月に発表予定の世界大学ランキング2016-2017において、書籍や書籍の章の分析結果も含めることに。
しかしそのデータの出元は「Elsevier’s Scopus database」であって、日本語文献が含まれている可能性は限りなく低そう。

●最新のQS世界大学ランキングで東京大学が日本首位に返り咲き http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201609063965/
「大学の研究開発分野への民間からの投資の増加が産学連携を深め、日本の大学のランキング向上に好影響を与えたと考えています。また、公的研究開発資金が削減されている欧州の大学が、米国やアジアの大学からの評価を落としていることからも、研究開発分野の予算が間接的にランキングに影響を与えている」。
(発表サイト: http://www.topuniversities.com/university-rankings/world-university-rankings/2016

●千葉大学、学術論文などを無料でアクセス可能に 国際プロジェクトに参加 http://ict-enews.net/2016/09/05chiba-u/
出版社モデルの崩壊に備えた動きが、オープンアクセス化。このケースでは政府が出版コストを負担。米国の非営利団体CHORと科学技術振興機構が推進する学術論文オープンアクセスに向けた国際プロジェクトに、千葉大が参加する。

●世界最高の大学講義を日本語で無料で学ぼう http://www.asuka-academy.com/
「世界三大通信社のひとつAFP (フランス通信社 )とのコラボ企画がスタートしました! 非常に高品質なコンピュータ・グラフィックによる科学・教養コンテンツです。通信社のコンテンツなので、「最新の話題」を「1分で」まとめているという特徴があり、授業活用などに適しています。通常は有料での提供ですが、Asuka Academyが日本語訳をつけ、無償で提供します」。

●「大学知財」でイノベーションを起こす秘訣 http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226265/081000049/
イノベーション・エコシステムの実質的な担い手の一つが、TLO(Technology Licensing Organization、技術移転機関)。
「成功しているのは、東京大学TLO、関西ティー・エル・オー(京都市、通称は関西TLO)、東北テクノアーチ(仙台市)の3機関だとの見方が一般的だ」。
「この三つの承認TLOは、外部TLOと呼ばれる大学組織の“外”につくられた株式会社形式の組織である点が共通している(注、「大学組織の“外”」とは、資本面での独立性を意味する。この三つの承認TLOはそれぞれ、東大、京都大学、東北大学のそれぞれのキャンパス内の建屋内に会社の本社所在地を置いている)。」

●米国で「大学卒業の夢」に陰り-入学者減少で生産性の奇跡終えん https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-09-07/OD4C3M6JTSEK01
米国ではイノベーション、生産性向上のエンジンとしての「大学生」との認識を前提に、その大学生の数が減少していることを問題視している。

●「学び直し」しない日本の会社員人生は危ない http://toyokeizai.net/articles/-/131204
組織を組み立て直す段階に来ている、日本の社会(特に教育機関とカイシャ)。
「日本では25歳以上の大学入学者の割合が2%と極端に低く、特に社会人の「学び直し」のニーズが世界的に低い」。

●若手技術者にネット授業 JMOOCと経団連 企業が求める知識、再教育 http://www.nikkei.com/article/DGKKZO05787130X00C16A8TJM000/
「経団連が加盟する電機メーカーにアンケート調査したところ、新卒入社の技術者のほぼ半数が機械や電気の基礎科目を履修していない。こうした基礎的な工学分野の知識は、自動車や化学、食品など様々な業種で必要になる。
一方、大学は生命科学やロボット、環境・エネルギーといった最先端分野の専門教育に力を入れている。こうした分野では機械や電気の知識は使わないため学ばない。機械工学でもロボットに関係する情報処理や電子工学などが重視され、伝統的な科目の学習を義務づけられていない大学もある。学生は就職後、仕事で必要な基礎知識が足りないことを知るという」。

●動画で見放題・MBA基礎科目を学び放題 | 定額型 グロービス学び放題サービス グロ放題 https://hodai.globis.co.jp/
eラーニング、教材動画の世界に「見放題」。マーケティングや財務などビジネスの実務知識をパソコンやスマートフォン(スマホ)の動画で学べるeラーニング講座。定額見放題のサービスで、料金は6カ月の契約で1つのIDにつき税別1万2千円。

●「英語応対能力検定」2017年3月開始、旺文社ら3社が新会社設立 http://resemom.jp/article/2016/08/26/33412.html
検定の種類は、「販売」「宿泊」「飲食」「鉄道」「タクシー」という5業種の現場に即した「業種別試験」と、一般の人が街中での応対に困らない英語力を磨く「一般向け試験」。

 

 

┃Others あるいは雑事・雑学

●Ithaka S+R、大学出版局において単行書出版にかかるコストを分析したレポートを公開 http://current.ndl.go.jp/node/30737

●II-18 翻訳出版の危機 - 出版文化再生 http://www.miraisha.co.jp/shuppan_bunka_saisei/2016/09/ii-18.html

●リオ五輪2016金メダリストの出身世界大学ランキング、Top10に国内2大学 http://resemom.jp/article/2016/09/07/33650.html

●大学デビューを図解する http://portal.nifty.com/kiji/160817197199_1.htm

●私立大志願者数 上位30大学だけで全体の55%! 大都市圏の大学を中心に寡占化進む! http://eic.obunsha.co.jp/pdf/exam_info/2016/0805_1.pdf

●“奨学金破産”の衝撃 若者が… 家族が… - NHK クローズアップ現代+ http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3815/1.html

●奨学金破産の衝撃Ⅱ ~“中退続出”の危機~ - NHK クローズアップ現代+ http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3852/1.html
 

 

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