●「読み放題」は本の「発見可能性」に寄与するのか

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●Kindle Unlimited(キンドル読み放題)の隠れたメリット https://youshofanclub.com/2016/08/25/kindle-unlimited-2/
米国のKUについて。2年間使ってみた体験、総括。
最大の特徴:「時間の奪い合い」の昨今の競争条件下、「読書マニア」を増やす有益なプラットフォーム、だ、と。「発見可能性」を拡充するには、まずは「時間」の奪取から。
「読者をインターネットやソーシャルメディアから奪うことができれば、「読書人口」のパイそのものが大きくなる」。
「「くだらない作品を沢山読んでも仕方がないだろう」という批判は野暮だ。
選択眼は、多くの本を読むことによって身につくものである。「読みたいものを、読みたいだけ読む」そして、多くの作品の中から隠れた名作を見つける。そのゲームを楽しむ人が増えれば、出版業界そのものが活気づいてくれると信じている」。

・「文芸の分野はまだ遅れているが、SF・ファンタジー、YAファンタジー、ミステリ、スリラー、ロマンスといった分野では、「Amazon出版社の作品」や「自費出版の作品」に対するスティグマが消えつつある。
日本の洋書ファンにとっては、使いこなせば絶対にお得なサービス」。
・「刊行した作品がすぐに古本屋で販売される日本の場合、読者が「本」という媒体を買ってくれても印税はまったく入ってこないことが多い。日本の作家の場合には、Kindle Unlimitedで読者が借りてくれたほうがずっとお得なことになる」。

●定額の読み放題、権利者の「稼ぎ所」はどこか http://toyokeizai.net/articles/amp/131260
定額制コンテンツサービス」の収益分配方法について。
サービス内でコンテンツが「使われた」ものに限り配分される仕組み。ただし、コンテンツの種類やサービスによって、「使われた」の判断基準が異なる。「個別コンテンツの「使われた」÷「全体の「使われた」」、この分母、分子、いずれもいろいろな定義がある。

「たとえば、前述のKindle Unlimitedの場合、一般的な出版社から提供される書籍・雑誌は「ダウンロード後、全体の10%以上が読まれたもの」が対象。一方でKindleへのセルフパブリッシングである「Kindle Direct Publishing(KDP)」コンテンツの場合には、「ダウンロードされたもののうち、読まれたページ数の量から算出される値(Kindle Edition Normalized Pages、KENP)に比例」する形で配分が行われる」。

「電子雑誌読み放題サービスである「dマガジン」の場合には、雑誌のうち「読まれたページ数」に応じて配分される。雑誌全体のうち、読まれないページはカウントされない」。
「一方、「視聴がなくても収益配分がある」契約もある。それが「ミニマムギャランティ」だ。特に映像などで「力のある権利者・コンテンツ」と契約する場合にでてくる契約形態」。

●Kindle Unlimited上陸について思うこと « マガジン航[kɔː] http://magazine-k.jp/2016/08/28/subscripition-service-for-books/
専門書でも、使えそう。もちろんその場合、「他の大量のコンテンツに「埋もれ」ますから、出版社の側で販促用Webページを用意し、SNS等で拡散をかけるなどの方法で独自に導線を用意してやる必要はあ」る。
だが、もしそういった「発見可能性」への手立てについて、方法論が確立できるようであれば、「新刊発売後の数ヶ月間だけKindle Unlimiedで読めるようにしておき、プロモーションとして利用する手はある」。

●OA(オープン・アクセス)出版モデルが単行本にも(学術出版物) http://society-zero.com/chienotane/archives/4738
究極の「発見可能性」への手立て、といえば、オープンアクセス。でも、単純にそれだけではエコシステムとは言えない。
そこで「購入者(支払う人)=読者」の暗黙の了解を取っ払うモデルが出現。専門書にとって大学図書館はエコシステムの有力なメンバー。紙では、数百の図書館が買う。ならば、その支払負担能力を束ねて、電子版への投資として、投資の見返りを誰にでもアクセス可能なebookの出現に求めるモデルを作ってはどうか、と。

● Microcontents, Inc. http://microcontents.co.jp/company/index.html#sub4
専門書のデジタル化を推進する会社が設立された。「発見可能性」の前提である、デジタル化。その障害となる壁をひとつひとつ解消し、さらにより流通しやすいマイクロコンテンツ化していく仕事を担う。
・学術書電子化の際のハードルの一つ,著作権利用許諾取得作業を代行します。
・電子学術書の利活用の促進のために,それらを一定の単位(章・節等=マイクロコンテンツ)で管理し,利活用しやすい仕組みを作ります。
・利活用に当たっての著作権管理を確実・着実に行い,著作権者の権利を守り,良質な著作物が次々と生み出されていく知的創造サイクルを維持します。

●その雑誌は、「SNS」として生まれ変わった http://wired.jp/2016/08/19/dwell-com-reinvents/
「発見可能性」のもうひとつのパスが、ソーシャルネットワーク化。雑誌をSNSにしてしまう発想。

「インテリア・建築のオンライン雑誌「Dwell」は、ユーザー独自のカスタマイズと交流が可能な「デザイン好きのためのSNS」に生まれ変わった」。
「新しい「Dwell.com」は、オンラインマガジンを読んでいるというよりは、「Pinterest」や「Tumblr」を使っているような気分になる」。
ただし、Dwell.comがPinterestなどのSNSと違う点は、「編集部の関与」。

●読んだら即、旅立つもよし、書斎で旅気分に浸るもよし - hontoブックツリー https://honto.jp/booktree/detail_00000036.html
書評や本のキュレーション・サービスも「発見可能性」を高める工夫。
「本の専門家が独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの”関心・興味”や”読んでなりたい気分”に沿ってご紹介」の「hontoブックツリー」
(サイト: hontoブックツリー https://honto.jp/booktree

●ミレニアル世代が頼りにする書評のカリスマ、“ブックチューバー”が熱い! http://courrier.jp/news/archives/59973/
書評や本のキュレーション・サービスが「発見可能性」を高め、本の売上に寄与している実例。
ブックチューバーとは、自身による本の紹介映像をYoutubeに投稿する人のこと。映像はわずか数分と短いものが多く、学者ぶらずに日常の言葉で語りかけるところが人気の理由。
「アマゾンのデータによれば、ブックチューバーたちの好意的なコメントが、本の売り上げを20%も増加させることがあるという」。

 

┃Others あるいは雑事・雑学

●クエリーアイが開発した人工知能「零」が書籍「賢人降臨」を出版 http://queryeye.com/jp/news/20160824.html

●電子書籍に移行することで失われる読書体験の中身が少し判明 http://gigazine.net/news/20140821-reading-on-screen/

●知ってた?”読書スピード”が人生を決める! http://matome.naver.jp/odai/2143048701178360101

●ウェブサイト「ひろがる もっといろんな日本と日本語」を公開しました。 http://www.jfkc.jp/ja/news/2016/08/post-147.html

SEOに強いコンテンツ制作の極意 【ウェブライダー】(2016年8月度版) http://www.slideshare.net/Shigeoki/20168-64556538

●タイトルで読ませて7万円を稼いだ具体的な方法 http://www.aitabata.com/entry/title 

 

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