●テクノロジーを知っているか。

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●一人出版社がAIを導入してやろうとしていること[3] http://society-zero.com/chienotane/archives/4403
「まもなく「AIと相談」しながら、会議の資料やレポートを作成する時代がやってくる。
SFの世界ではない、もう始まっている」。

●デジタルにおける有料コンテンツの「価値」とは?:小学館デジタル担当役員 大西豊 http://digiday.jp/publishers/shogakukan-onishi-pricing-digital-content/
「出版社のデジタルビジネスはコミックなしでは現状語れません」。「今のところ、デジタルの数字は順調に伸びています。しかし最悪あと2、3年でピークを迎えるのではないかと思っています」。
「紙メディアとデジタルメディアでは、あまりにも違い過ぎて比較できませんね。比較することがナンセンスです」。

「出版社にとってデジタル化された書籍は「電子書籍」と呼ぶことが一般的です。しかし、これは出版社側からみた呼び名であって、読者、ユーザー、オーディエンス側にとっては「デジタルコンテンツ」のone of themでしかない。決して特別なコンテンツではない。このギャップこそ、「レガシーメディア側の悲劇の始まり」」。
だから、「プラットフォームが技術力を背景に、コンテンツを自前で持つという流れは不可逆的にどんどん進んでいくでしょう」。
「ネットで成功しているデジタルファーストメディアは、アナログのものをデジタルに持ち込むという発想ではなく、最初からデジタル環境を想定したコンテンツと流通システムを構築しています」

●Markdown原稿をGitHubで管理して本にする仕組みが出版社で導入されないわけ http://note.golden-lucky.net/2016/06/markdowngithub.html
紙面を作るのと、画面を前提にコンテンツを作るのとには雲泥の差がある。技術基盤の発想が異なるから。
「出版物というのは、組版というミクロな部分の見た目についてはあまり融通が利きません。 誰でも使えるInDesignというアプリケーションがあるのにDTPがプロの仕事として成立してるのは、 一昔前の業種がいつまでも生き残ってるのでも、デザインセンスが必要だからだけでもなく、組版という仕事が本質的に専門知識を要求されるものだから」。
ただし、「単純なプラットフォームで実現できる形の本だけで出版というビジネスを回してやろう、という大胆な発想もありえる」。

●雑誌の「言い切る勇気」がクリエイティブを呼び起こす http://toyokeizai.net/articles/-/118209
「ちぎって載せられるのがネットの特性」。その後、「転がっていく可能性が増えるのがネット。(紙の)雑誌は「俺が読もう」って取っておくでしょう?」。
「読む」にも最初の「3分」攻略のための技術的知恵が重要。Web上で、とりわけスマホ上で。
どの時間をお客さんからいただくか、という話だと思うんです。おカネ以上に、今は。ネットだと、『20分下さい』じゃもう長い。3分くらいですかね。でも、読み始めたら3分経っていたっていうのが理想。3分経ったら勢いで10分くらいいっちゃうからね」。

●熊本地震や震災に関する原稿を一般から募集、電子書籍とプリントオンデマンドで小部数からでも出版 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1004315.html
テクノロジーを知り、デジタルファーストができると、こんなこともできますよ、の好事例。
「デジタルファースト方式の出版事業「NextPublishing」で行う。セルフパブリッシングや自費出版ではなく、ISBNコードが付与される“本当の出版”である一方で、電子書籍およびプリントオンデマンドによる印刷書籍であるため、売上予想規模が小さいテーマでも出版できるのが特徴」。

KDPでも、「ISBNコードが付与される“本当の出版”」は可能です、念のため。

●テープ起こしの必要がなくなる?音声データを即時にテキスト化できる「Trint」はかなりの正確さ http://techable.jp/archives/42364
「Trint」では、自動変換されたテキストが、単語ごとに音声とリンクされる。んー、英語ならでは、なんだろうな。

★Indie Author Day: Get Involved! http://self-e.libraryjournal.com/indieauthorday/
著者が自己出版してしまう。テクノロジーを知る著作者を応援する風土。北米圏の公共図書館400館以上が地元の電子書籍作家を一斉PRへ、今年から10月8日を「Indie Author Day」記念日に制定。

●電子コミック「11円」セールで売り上げ3億円超 トップ作家に印税1億3000万円 「常識打ち破る数字」 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1605/27/news116.html
漫画家の佐藤秀峰氏は、2月に伝書バトが実施した、電子コミック131冊を各11円で販売するセールの効果で、2月の売り上げ総額が3億円を超えた。
テクノロジーが「ロングテール」の生き残り機会を与えてくれるおかげだ。

「僕は古い作品にも必ず需要があるはずだと信じていました。素晴らしい作品であれば、読みたい読者はいるはずです。ただ、それを適切に読者に届けられていないだけなんじゃないか、と。
そうして考えたのが2月のセールでした」。
背景に紙と異なる電子書籍ならではの特性への理解:「電子書籍は売り場の面積を気にすることはありません。古い作品でもストア内を検索するだけで容易に見つけることができ」る。

●カンボジアで「Kindle印税生活」を続ける作家に聞く、人生再インストールのススメ http://hrnabi.com/2016/06/07/11245/
月刊誌型の電子書籍『シックスサマナ』。「出版社をとおさない個人出版ながら、大手出版社から発行されたタイトルと互角に肩を並べ、Amazon・Kindleのカテゴリー別のランキングでは常に上位を独占」。

電子書籍の市場には、紙の本と同様の体裁のものだけでなく、情報商材や名刺代わりの本、何を狙っているのか謎の本など、Kindleならではの個人出版も。

●「書かなくても食べていける生活」を 柳美里さんは、たぶん望んでいない 『貧乏の神様 芥川賞作家困窮生活記』 (柳美里 著) http://hon.bunshun.jp/articles/-/3695
「書くという手段でお金(=目的)を得ているのではない。図式的に言うとまったく逆で、お金は生きる手段ではあるが、生きる目的は、書くことそのものなのだ。だから、貧乏であることは、書くことの背中を押してくれる神様でもある。どんな世の中になっても、値段のつくものを書くことができれば、それが何よりの「生きる力」」。

●「ゲーム産業成長の鍵としての自主制作文化」 http://www.slideshare.net/nobushigehichibe/150402-doctoral-thesis
同人誌コミュニティとその活動における「社会関係の非水平性」について。
同人誌の世界は決して「理想的な場」ではない、つまり「実際にはそれほど水平的な場所ではない」。即売会の「理念」と「実態」はズレており、現に同人の方たちもそのズレを(ある程度)認識している。
そこでは多くの同人が「制作の楽しさ」や「交流」だけでなく、他者からの「評価」も求めている、という事実を見落としてはならない。
しかもその同人が受けられる「評価」は平等ではない。むしろ「評価」の多寡は(ある程度)同人の文化的技量に基づいている。テクノロジーについての知見も重要。

●ヤフー、電子書店「eBookJapan」を20億円で子会社化--4つのシナジーに期待 http://japan.cnet.com/news/business/35084039/
「ヤフーは顧客基盤やマーケティングノウハウを強みとしており、電子書籍サービスの「Yahoo!ブックストア」は女性ユーザーによる購入比率が全体の過半を占める」。
「その一方で、イーブックイニシアティブジャパンは電子書籍の豊富な知見や、作者・出版社とのリレーションを持っている。また、ヤフーとは対称的に、男性ユーザーによる購入比率が全体の過半を占める」。

●書店の来店回数が2倍に--“技あり”電子書籍サービス「Airbook」とは http://japan.cnet.com/news/service/35083738/
書店で本を買うと電子書籍もついてくる、そんな便利なサービスがあるのをご存じですか?

●ダイヤモンド社「電子書籍アプリ」および「中谷彰宏文庫」サービス終了のお知らせ http://www.diamond.co.jp/information/digital/201604011454.html
「弊社では、お客様に満足いただくために電子書籍アプリを開発・運営してまいりましたが、昨今の電子書籍を取り巻く環境や今後の展開を鑑みまして、誠に残念ではありますが、サービスを終了させていただくことになりました」。

●ダイヤモンド社の電子書籍アプリ終了で、他社の単体アプリも閲覧不可が相次ぐ? http://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1003765.html
2010年に『もしドラ』のために開発したオリジナルビューワ「DReader」を使用した電子書店サービスが終焉。縦書きを実現していたが、時期的にはEPUB 3登場前なので、レガシーコストになってしまっていたか?
このあおりを受けて、「有斐閣判例六法Reading」など技術供与されていた他社サービスも終了している。
(有斐閣判例六法Reading終了のお知らせ | 有斐閣 http://www.yuhikaku.co.jp/static/hr_reading/hr_reading_info.html

●八重洲ブックセンターがトーハンの傘下に 鹿島建設グループから株式の49%を譲受 http://www.tohan.jp/news/20160601_751.html
トーハンは2012年にもブックファーストを子会社化しているが、今度は東京駅前、八重洲ブックセンター。

●KADOKAWA、デジタル印刷・製本ラインを導入 小ロット・適量生産を目指す | 日本印刷新聞社 http://nichiin.co.jp/archives/13794/
KADOKAWAは、読者や書店の多様に変化するニーズに応えるべく、製造と物流が一体となった新たな生産システムの構築を進めていた。
「もともとはフォトブックなど1部ごとの厚みの異なる製本への対応がベースになって考案されたシステム。『タッチレスワークフロー』により、商業系、出版系、自費出版系における極小生産にも有用な無線綴じ機となっている。

●Amazon.co.jpでチケットを販売 キョードー東京が開始 http://dot.asahi.com/hatena/2016060900216.html
物流と情報流の効率化ノウハウをもってすれば、いろいろなことが可能になる実例。
誰でも商品を出品できる「Amazonマーケットプレイス」での取り扱いで、通常の商品購入と同じ流れでチケットを手配できるように。

●雑誌売り上げ、書籍を下回る 日販の前期、32年ぶり 女性誌落ち込み 「火花」などヒット http://www.nikkei.com/article/DGKKZO03099230R00C16A6TI5000/
とくに減り幅が大きいのは女性誌で、集英社の『SPUR』が39・2%減、小学館の『AneCan』が37%減、講談社の『With』などなんと43・4%。
戦後ずっと50万部を切ったことのなかった雑誌界の王者『文藝春秋』でさえ37万1141部。

●「幼児教育」がもたらす驚くべき経済効果 http://toyokeizai.net/articles/-/118068
「生後3年間は、毎秒700~1000個もの新たな神経が生まれる。その重要な時期に子供が耳にする言葉の数は、その後の知的能力に大きな影響を与える」。
その点で家庭環境の差は大きい。
・専門職に就く両親がいる家庭と、労働者階級の家庭とでは、耳にする単語の数に隔たりがある。米国ではその差は年間300万にも及ぶ
・高所得の世帯が子供1人当たり平均12冊の本を所有しているのに対し、最低所得の世帯の子供向け保育所では、その半数以上が1冊も本を置いていない。

●子どもの頃の読書行動と成人の現在における生活状況

http://www.niye.go.jp/kanri/upload/editor/80/File/dai3-seijin.pdf

人は職業や年収に関係なく読書に親しむことができ、実際にそうしている、日本人の場合は。
・ただし、自然科学系の本を読んできた成人と読んでこなかった成人との間には、学歴や年収面で比較的はっきりとした有意差がある。

●興行収入200億円超えの映画で全ての制作スタッフがどれぐらい稼いだかをエンドロールに表示するとこうなる http://gigazine.net/news/20160610-200-million-dollar-movie-earn/
これまで全世界興行収入が2億ドル(約214億4000万円)を超えた映画は「アバター」「タイタニック」「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」などが挙げられますが、それだけの興行収入をたたき出すことに成功した大ヒット映画の制作スタッフは一体いくら稼いでいるのか。
たとえば、「主演俳優」のギャラは1200万ドル(約12億8000万円)でスタッフの中でもダントツ。俳優は興行収入から割合で追加収入を得ることがありますが、この金額は初回オファー額なのか追加収入を加えた額なのかは不明。

●世界初、2画面電子ペーパー楽譜端末「GVIDO」登場 http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1002862.html
13.3型の電子ペーパーを2枚使い、自然な「見開き表示」を実現。

「ワコムのペンセンサーを搭載しており、付属のペンで自由に書き込みができる。これは、演奏の際に必要な書き込みを実現するためのものである。ページめくり用にはフレーム部にタッチセンサーが用意されており、左右どちらからでも、素早くページがめくれる」。

GVIDOは日本製。製造は、長野県安曇野市にある、VAIOの本社工場で行なわれる。

●AirTurn / iPad の 電子書籍 楽譜 を足でめくる画期的ツール♪ http://www.apollonmusic.com/airturn/
iPadで譜面PDFデータを使うときに手で液晶をスワイプせずに、専用ペダルを使って足で譜めくりできるようになっちゃいました!
メリット:目当ての曲を探すのが簡単/紙がバラバラしなくてスッキリ/レコーディングのときにめくりの音が入らない/譜面を忘れてもDropboxからダウンロードできる。
デメリット:しょぼい折りたたみ譜面台に乗せると不安定で怖い/画面がB5よりちょっと小さいくらいの大きさなので、視力が弱い人は使えないかも/見開き2ページで見られない
 

 

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