●経済・社会のアルゴリズムを書き換える人工知能

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

●人工知能の研究開発で文科省・経産省・総務省が合同シンポジウムを開催 https://wirelesswire.jp/2016/04/52613/
ディープラーニングの技術は「子どもの人工知能」。ビッグデータやIoTに適用されたものを「大人の人工知能」という。
子どもの人工知能は「私たちの実生活に近い場所」で役立てることができる。具体的には、少子高齢化による働き手の不足といった国内で起きている社会課題への適用。日本の得手は、この領域、と。
その視点で考えると、人工知能は、人の仕事を奪うのではなく、人手不足を解消する。

●総務省における人工知能研究に関する取組と「人工知能戦略会議」の設置について http://blogs.itmedia.co.jp/business20/2016/05/post_1711.html
「ソーシャルなビッグデータから知能を理解する/作るアプローチ」と「脳機能から知能を理解する/作る」アプローチの2つのアプローチをとっています。二つのアプローチは相補的であり、将来的には統合して、真に社会に役立つ人工知能、ロボットを目指し、活力のある知識情報社会を創造していく」。

 

●人工知能学会、松原仁会長が見るAIの世界 「じわじわと社会に浸透」 http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/160501/cpc1605010700001-n1.htm
「最近、漢字を書けない人が増えているみたいな苦言を耳にすることもありますが、人工知能と人間が一体化して、漢字を昔よりも沢山書けるようになっていると理解するべきだと思うのです」。
「今、アメリカに追いつくどころかアメリカと第2グループの差が開き、日本には、第3グループの中国とか韓国が追いついてきている状況です。その状況で、日本がするべきことは、一点集中主義で行くしかない」。

●Androidの父アンディ・ルービンが説く、モバイルからAIへの潮流変化で変わる人の役割 http://www.sbbit.jp/article/cont1/32042
「数年前からモバイル・コンピューティングのトレンドが浸透している。では、モバイルの次に来る“波”は何か。私は、間違いなくAI(人工知能)だと思う。トレンドの波に乗るタイミングの見極めも大切だが、AIは次の産業革命となり、ポジティブな意味で世界を大きく変える」(ルービン氏)
「AIの台頭で、人(コンピュータ・エンジニア)に要求されるスキルと役割は変化する」。

●人工知能(AI)の3つのタイプ―SFにおける「狭いAI」をUXデザインのヒントに http://bizzine.jp/article/detail/1489
研究のために1万作ほどのSF映画・ドラマをデータベース化しているクリス・ノッセル氏による、「弱い人工知能」の解説。
人間同様に考え、行動し、対話する「汎用AI(ジェネラルAI)」に対し、分野限定的に、ある1つのドメイン内では、非常に高度に機能する「狭いAI(ナローAI)」がある。「弱いAI」ともいう。
「コンピュータゲームは、狭いAIを使っています。最近話題になった「アルファ碁」は、ディープラーニング型のAIですが、まだ狭いAIです。あくまでも1つのドメイン内で機能し、そのドメイン内で進化していくだけ」。
この後者、狭いAIの中に、人がタスクを果たすのを補助するタイプの「アシスティブAI(補助的なAI)」と車の自動運転、身近なところではロボット掃除機のような「エージェンティブAI(代理機能を果たすAI)」がある。

●人工知能のための哲学塾 第零夜「概観」 資料 (全五夜+第零夜) http://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-48781470
人工知能の研究、そしてゲームの研究、それは人間を知ることから始まる。
その「人間は、人間であるより以前に、先ず動物である。そして動物もまた、それぞれ自分の世界」(フォン・ユクスキュールのい わゆる「環境世界」Umwelt)に住んでいる。ということは、動物もまた、種ごとに、その生物学的基本欲求と、感覚器官の形態学的構造の特殊性とに条件づけられながら、それぞれ 違った形で存在を秩序づけている。つまり、生物は、動物的次元において、既に存在を「分節」しているということだ」。



●建築の概念が変わるとき、社会は変わる──豊田啓介 http://wired.jp/series/wired-audi-innovation-award/2_keisuke-toyoda/
ピクサーがレンダリング技術や物理シミュレーションによってアニメーションの常識を打ち破ってきたように、人工知能や情報技術が急速に進化し続ける現代において、従来の「建築」もまた、制作環境そのものの変革を余儀なくされている」。
建築に軸足を起きながら、デジタル技術を柔軟に取り込むことで、建築を取り巻く「環境」そのものをデザインし直すことが必要になってくる。それは経済のアルゴリズムを考えることへも、つらなっていくだろう。

●あなたの隣の「人工知能」:なぜ、IoT×人工知能で“住みよい街作り”ができるのか http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1604/21/news023.html
“路上を走る車の分配を最適化する”というアプローチによる効率化。
これに加え、“路上の車の絶対量を減らす”のが、モノやサービスなどの資源を「シェア」をするという方法。このシェアリングエコノミーを支える技術こそが、人工知能

●人工知能は製造現場でどう役に立つのか http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1604/20/news060.html
製造現場では、通信環境などに制約がある他、リアルタイム性が要求されるような場面も多く、クラウド環境に全データを集約し、その処理の反応を待つような使い方は現実の業務プロセスに合わない。
そこではクラウドに送るのではなく現場で処理するという「エッジコンピューティング」、クラウドとエッジ(現場)の間でエッジ側にそのままフィードバックするのかクラウド側にあげて処理をするのかを判別する中間層として「フォグコンピューティング」がポイント。
もうひとつ、「機械学習による産業用ロボットのティーチング」。ロボットによるQCも夢ではない?

●ダビンチ手術、腎臓がんにも保険適用 http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/033001347/
米Intuitive Surgical社の手術支援ロボット「da Vinci Surgical System(通称:ダビンチ)」を使う手術の保険適用対象が、2016年4月から腎臓がんにも広がる。

●神戸から挑む「ポスト・ダビンチ」 http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/327441/033100055/
「次世代の手術支援ロボットの開発を加速させている。狙うは「ポスト・ダビンチ」。手術支援ロボット市場を独占し、適用疾患も広がっている米Intuitive Surgical社の「da Vinci Surgical System(通称:ダビンチ)」の牙城を切り崩そうと、2019年の発売を目指している」。

●「ドローンは空のセンサー」クリス・アンダーソン氏が語るビジョン、日本に勝ち目はあるのか https://wirelesswire.jp/2016/04/52097/
「過去20年間は、インターネットでデジタルな生活を測定してきた。だが世界は主にアナログで物理的なものであり、我々はそれを測るものを開拓していなかった」。
「ドローンで得られたデータを用いて演算することで、地球を分析し、農業や建築などの物理領域でインターネットのポテンシャルを活かすことができる」。

●共同通信、熊本地震でドローン活用 被災状況を低空映像で描写 http://edgefirst.hateblo.jp/entry/2016/04/21/184926
共同通信は2015年12月17日に報道機関としてはNHKに次ぐ早さで承認を受けていた。
ドローンが報道にもたらす革命的な意義は、今回の震災報道にも現われている。

●デンソー、“世界最高水準の性能”でドローンに参入!自動車部品の技術活用 http://newswitch.jp/p/4259
国は2018年から老朽化したインフラに対し5年に1回の点検を義務付けるため、人手を補うドローンの活用が本格化するとみられる。デンソーはその需要を狙い、建設コンサルタント会社などと組んで点検サービス事業を始める」。

●本当に宙を舞って飛び回れるホバーバイクを自作した猛者が登場 http://gigazine.net/news/20160502-homemade-hoverbike/
自転車の前輪と後輪に当たる部分にプラペラを搭載。