●急成長するオンデマンド経済:労働市場の未来

150123 PM

┃Post Modern あるいは再編成されるLife(生活/生命/人生)
環境、ケア、家族、地域、仕事、消費、教育、社会保障、時間など

●急成長するオンデマンド経済:労働市場の未来 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42586
テクノロジーの進化の到達点:コンピューターのプログラミングや法的文書の作成など複雑な作業ですら、今では構成要素に分割して、世界中の専門家に下請けに出すことができる。資本より時間:資金はあるが時間がない人々と、時間はあるが資金がない人々とに二分された社会構造が、オンデマンドでマネタイズ可能な条件設定となってきた。

●機械と人間の未来(1)機械化がもたらす人間の雇用と共存の未来 http://blogs.itmedia.co.jp/business20/2014/06/post-f631.html
技術による置き換えで、数百万単位の労働者が不要になっている。これに対処することが「今世紀最も急を要する社会的問題」。たとえば2017年までに、コンピュータの10%は情報を処理するだけでなく、学習するマシンになる。2020年までに、知識労働者の3人に1人が、彼ら自身によって訓練されたスマート・マシンに職を奪われる。

●第4回「ビジネスパーソン1000人調査」(仕事の生産性)結果 http://www.jma.or.jp/news_cms/upload/release/release20150122_f00297.pdf
生産性向上のためにできること1位は「新しい知識・技能を学ぶ」、ワークライフバランス意識も上位に。一方、40代の4人に1人が、「生産性向上のためにできることは特にない/わからない」。

●「仕事が生きがい」と考える働き盛り層の女性が目立つ~2010年、2014年調査の二時点比較 http://www.jil.go.jp/kokunai/blt/backnumber/2014/12/002-013.pdf
過去一年間の会社指示での教育訓練を受けた:「正規従業員」で49.6%%。副業をしている人:4.6%。約6割が転職経験あり。また三分の一が「病気の危機」を感じている。女性で仕事を生きがいと考える割合が高くなっている:10年前と比べ男性は下降傾向、逆に女性は上昇傾向。

●「女性も自立すべき」という風潮が貧困を生む ―『最貧困女子』著者が語る、負のスパイラル構造 http://wotopi.jp/archives/13732
「貧困」に陥るパターン:「就業の壁」といわれている35歳と、子どもの一番手のかかる時期というのがかぶさって、なおかつそこで支援してくれる旦那がいない=「ちゃんと計画のできていない結婚と出産、離婚。数字的にも結婚の年齢が平均30.1歳で、離婚の年齢が平均、30~35歳の間に集中している」。女性だけに出産と失職リスクが集中。

●江戸からの「奇跡の森」、開発で伐採 なぜ守れなかった http://www.asahi.com/articles/ASH195S0TH19UTIL02L.html

金には換えられない価値、商品化・市場原理だけで律しきれない領分というものがある。住民の保存運動以外に、区も動いていた。「この一等地で、これだけまとまった土地が売りに出されることは今後ありえない」(不動産鑑定会社)ため、高騰したとみられる。区計画財政部は「区が土地購入に使える金額には上限があり、どうにもならなかった」。「樹木は公共財」は世界的な潮流、またもともと日本は「入会権」などの発想を持つ国なのだが。

●いのちの森 voice of forest- TOKYO FM 80.0MHz - http://www.tfm.co.jp/forest/
『人の手が入っていない森林は都心では貴重だ。金には変えられない価値があっただけに、開発されてしまったのは本当にもったいない。関東大震災で緑が残っ た地域の人々が多く助かったように、首都直下地震など防災対策でも重要なものだった。伐採を許してしまった行政の責任は重い。ドイツの自治体では樹木は公 共財という考えで、個人所有のものであっても厳しい規制がある。こう言った考えは世界の潮流だ。日本でも、あとで緑化すれば、開発を許すと言う考え方 はやめるべきだ。(宮脇昭)』

●いのちを守る森の防潮堤 http://morinobouchoutei.com/
いのちを守る森の防潮堤推進東北協議会のウェブページ。

○「許す」と「赦す」 ―― 「シャルリー・エブド」誌が示す文化翻訳の問題 http://synodos.jp/international/12340

読売新聞の記事は、「Tout est pardonné」を「すべては許される」と訳し、何でもありだ、という、言論の自由(というか「勝手」)を示したものだとしているが、これはまったく逆。「シャルリー・エブド」誌の側としては、「わたしたちの仲間は死んだ。でも、これを憎悪の元にするのではなく、前に進んでいかなければならない」ということを意味する。

○仏紙襲撃事件は、強烈な普遍主義同士の衝突 | パリ連続テロとイスラム、そして日本 http://toyokeizai.net/articles/-/58478
イスラム教徒は、ヨーロッパの文脈からは大きく3つのカテゴリーに分類される。ひとつはボスニア人の大多数のように、その土地固有の生粋のイスラム教徒、二つ目はかつての宗主国にやってきた移民。そして、欧州の改宗者。特に、精神的な難問への答えを求めている若者たち。一神教ゆえの「普遍主義」の両者が正面衝突しているがゆえに、欧州に渡ったイスラムは個人主義を受け入れる中で、家族が解体されるという危機の中にあるからだ。

○ヨーロッパのイスラム教は、なぜ今まさに重大な局面を迎えているのか http://www.huffingtonpost.jp/akbar-ahmed/paris-attack-europe-islam_b_6447582.html
イスラム共同体の知識を持ったうえで、その構造を理解し、その文脈を前提に、彼らにわかる形で西洋の価値観を伝達する術、さらに、その伝達の過程で自身の変貌を想定する姿勢、が重要。ヨーロッパは騒然とした時代に入っており、英知と勇気、そして同情の心が、イスラム教徒、非イスラム教徒の指導者の双方に求められている。

●「イスラーム国」による日本人人質殺害予告について http://chutoislam.blog.fc2.com/blog-entry-258.html
「「特定の勢力の気分を害する政策をやればテロが起こるからやめろ」という議論が成り立つなら、民主政治も主権国家も成り立たない。ただ剥き出しの暴力を行使するものの意が通る社会になる。今回の件で、「イスラーム国を刺激した」ことを非難する論調を提示する者が出てきた場合、そのような暴力が勝つ社会にしたいのですかと問いたい」。

┃Others あるいは雑事・雑学
●自然をプロジェクションマッピングするアーティスト http://www.gizmodo.jp/2015/01/post_16257.html