●技術がメディア業界を変えていく

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●comico発「ReLIFE」が累計100万部突破 フランスでの出版や舞台化も決定 http://animeanime.jp/article/2016/01/23/26652.html
「リライフ(=ニートを社会復帰させる)」という1年間の高校生活を送る実験に参加することを提案された27歳の主人公、新太の物語。リライフ検証実験に参加することを決めた新太は、個性豊かな高校生達に翻弄されつつも二度目の高校生活を送り始める。

●ヒット作には、「心を揺さぶる」トリガーとなる、情動の記憶を引き出す要素が散りばめられている。そのエッセンスだけを凝縮したのが「ケータイ小説」です。 http://blog.livedoor.jp/thinkzero/archives/3109958.html
小説や漫画などの娯楽コンテンツをヒットさせるためにやるべきことは何だろう?
イーロン・マスクの活動の源泉となっている思考。それは「まず、途方もない夢を描き、最上位に置く。そして、上位目標を達成しながら、さまざまな分野の人たちを巻き込んでいく」やり方。

●なぜNetflixはとんがった企画に金を出せるのか? (1/3)|『角川インターネット講座』(全15巻)応援企画 http://ascii.jp/elem/000/001/092/1092748/
ロングテールはシステムを持ってる人が儲かる話であって、テールになってる人はぜんぜん儲からない」。
「ITのおかげで、映像をはじめありとあらゆるものが安価に作れるようになり、誰もが表現者になれるようになった反面、食えるプロは減ってるんですよ。それは結局おもしろいものが減ってるってことなんだよね」。
経済合理性を追求するとやっぱりおもしろいものはなくなるんだよ。だって「二番煎じしかやらない」ってことだもん。マーケティングってそういうことだからね。でもそれでは新しいものが生まれなくなってしまう」。
「資本がどんどん集中してマーケティング的な考え方が主流になると必然的につまらなくなるんですよ。だって統計だから」。

●新潮社がBookBangをはじめたわけ http://magazine-k.jp/2016/01/21/big-bang-of-book-review/
「現在ネット上に存在する読者レビューは各ネット書店や本棚サービスなどのプラットフォームに依存しています。しかしブックバンとしては、書籍購入の大きな影響を与える書評は、特定のプラットフォームに依存せず、フラットな場所に存在すべきだと考えています」。
「書籍を選ぶのはブックバンで、購入はどこの書店でも構わないのです。いずれは各ネット書店やリアル書店が本の販売促進に、ブックバンに掲載されている書評を利用して頂けるようになればと構想しています」。

●本の要約サイト flier (フライヤー) - 1冊10分で読めるビジネス書の要約サイト/おすすめ本を新刊から名著までご紹介 https://www.flierinc.com/
「多忙なビジネスパーソンが本の内容を効率的につかむことで、ビジネスに役立つ知識・教養を身に付け、スキルアップにつなげることができます。具体的には、新規事業のアイデア、営業訪問時のトークネタ、ビジネストレンドや業界情報の把握、リーダーシップ・コーチングなどです」。

●(インタビュー)出版流通の壁 スイッチ・パブリッシング社長、新井敏記さん http://digital.asahi.com/articles/DA3S12167520.html?_requesturl=articles%2FDA3S12167520.html&rm=150
中小出版社が「配本手数料」などの名目で取次に取られる「歩戻し」の見直し交渉がうまくいかず、資金繰りにも困ってたところを紀伊國屋書店が助けた。
村上春樹氏のエッセー「職業としての小説家」が、紀伊国屋書店による初版の9割を買い取る異例の流通で注目を集めた、その舞台裏事情。

●紙書籍の復活?米で販売が増加 電子書籍との競合で進化、見えてきた強み http://newsphere.jp/business/20151228-1/
日本と違い米国の出版市場の規模推移は微減傾向。その中での変化についいて。オーディオブック、「大人の塗り絵」に注目。

●ご当地情報をサクサク、ゲット!! 「たびのたね」クーポンカード登場 http://www.ca-girlstalk.jp/news_topic/52656
電子書籍サービス「たびのたね」サイトのクーポンカードを成田空港第3ターミナル内で販売開始。

●まだ電子書籍で消耗してるの?--電子書籍が嫌われる3つの理由を考えてみた(前編) - http://japan.cnet.com/sp/t_hayashi/35076539/
e-inkに代表される電子ペーパーと、スマホなどの液晶画面、どちらが読書に向いているか、また紙の本との比較をした調査はいくつもある。因果関係は多岐にわたり、「そうしたものとの「つきあい方」がまだ、人間に備わっていない、まだ「慣れていない」結果、目だけでなくいろいろな「疲れ」を呼んでいるのかもしれない」。

●Amazon.co.jp: 検索結果をすべて見る http://www.amazon.co.jp/gp/search/other/ref=lp_2250738051_sa_p_lbr_publishers_bro?rh=n%3A2250738051&bbn=2250738051&pickerToList=lbr_publishers_browse-bin
「(鷹野綾氏調べ)Kindleストア2016年1月24日時点の調査。「出版社」の一覧に名前が載っている402社の取り扱い点数合計22万3556点。100点以上の出版社146社(取り扱い点数で97.82%)のうち、エージェンシーモデル(「販売」がAmazonではなく出版社自身の名前になっている)は講談社(2万5691点)、小学館(2万0745点)、集英社(1万4176点)、白泉社(4733点)、光文社(4295点)、文藝春秋(2772点)、スクウェア・エニックス(2212点)、岩波書店(579点)の8社33.64%」。
発売元:Amazon Services International, Inc.であれば、たとえば、PHP研究所、5,646点などがある。

●丸善ジュンク堂書店、2015年度出版社別売上げベスト300を発表 http://www.shinbunka.co.jp/news2016/01/maruzenjunku-2015best100.pdf
こちらは紙の世界のランキング。上位5社(講談社/KADOKAWA/集英社/小学館/新潮社)の売り上げが軒並み前年比減なのが気になるところ。
http://www.shinbunka.co.jp/news2016/01/160108-01.htm#PZBglGa.twitter_tweet_ninja_m

●マンガの名言 | manga-no-meigen http://manga-no-meigen.com/
カード型の画面が面白い。

●漫画でニュースが分かる!毎日まんがニュース http://mainichi.jp/sumamachi/
人に聞くのはちょっと恥ずかしい…時事問題を漫画で解説。

●ZUNNY | 図にするとわかる。インフォグラフィック・ニュース http://zunny.jp/
「情報を図にすることで、スマホの小さな画面でもパッと見ただけで内容がわかる。理解するのが難しい事象や、文字では伝わりにくい内容でも、図で表すことで問題の本質が明らかになったり、面白く伝えることができるようになったりする」。

●ニュースメディアが生き残るための「新しいルール」とは?:競合分析、ターゲット、情報流通 http://digiday.jp/publishers/how-news-media-transform-itself-to-reach-millennials/
ドアを開けて、世間に出てみること。世の中はこんなに変わっている。
生活者としてはとうの昔に実感していることが、会社のドアを入った途端に見えなくなっている、日本のカイシャ社会とその社員達。
分析対象は米国、また引き合いに出しているのはバズフィードだが、基本的な図式は日本も一緒。
「新聞社であれば、新聞他社を競合と捉えがちですが、NetflixやSpotifyなどの映像や音楽のストリーミングサービスや、数多あるソーシャルゲームアプリも競合に含まれるとしたら、ユーザーはどのプラットフォームに時間を取られていて、さらにユーザーのどこの時間をパブリッシャーは新たに獲得していけるのかを真剣に考えなければいけない時代になっています」。

●バズフィードが閉鎖的な日本のメディア業界に「革命」を起こすかもしれない3つの理由(藤代裕之) http://bylines.news.yahoo.co.jp/fujisiro/20160121-00053626/
記事を投稿して表示する仕組みはCMS(コンテンツマネジメントシステム)の向こう側とこちら側との融合が、とにかく難しい。そこを解決してきたノウハウをバズフィードは持っている。
また「海外メディアの特派員の人たちの情報ばかりが世界に発信される状況は悲しい」。日本発の日本情報をもっと世界に送れるようになる。
但し、「鍵になるのは編集部のオリジナル記事」。

●Buzzfeed Japanはヤフーがコンテンツ制作に乗り出す狼煙である http://bylines.news.yahoo.co.jp/ishitanimasaki/20160121-00053628/
「グーグルからの検索流入がわずか2%。普段ブログを運営している私としてもびっくりするような数字です。そして、それを支えるのが、記事と技術の両輪」。
その「技術」に、二つの意味:「ひとつは単に記事を公開するだけではなく、その記事の動きに合わせて対応させていくという記事を広げていく技術」。「もうひとつは、記事を作るときのストレスをなくす記事作成そのものへの技術」。

●フェイスブック:インスタント記事 主要5紙参加の理由 http://mainichi.jp/articles/20160115/k00/00m/020/073000c
「インスタント記事(アーティクルズ)」=リンクで各メディアのサイトに飛ぶのではなく、アプリ上で記事を素早く表示できるようにするサービス。
「メディア側は、紙(新聞)にしろ、自社サイトにしろ、若年層などに自社のコンテンツがなかなか届けられない状況が生まれている。そうした層も含め、多くの人が集まるSNSやコミュニケーションアプリは、報道の理念とビジネスの両方の観点から無視できなくなっている」。
新聞は宅配までを統合する垂直型のビジネスモデルでこれまでやってきた。これが崩れることの背景、そしてその影響は?

●Facebookが「Instant Articles」を国内でも開始へ、「超いいね!」「悲しいね」などの投稿も可能に http://jp.techcrunch.com/2016/01/14/facebook-instant-articles/
Instant Articlesでは、指でタップして記事内の写真を回転させたり、スマートフォンの位置情報と連動したマップ情報を表示させるといったリッチな表現が可能。この技術を広告などにも応用できる。ただし、ニュース媒体社が専用のコンテンツを用意する必要がある。
現在は世界350のメディア企業がテストプログラムに参加し、毎日100社以上が記事を配信している。今回日本からは、朝日新聞社、産経デジタル、東洋経済新報社、日本経済新聞社、毎日新聞社、読売新聞東京本社が参加。

●報道でデータビジュアリゼーションは必要なのか[最終回-1] — データジャーナリズムとは? http://bit.ly/1nIeyV2
データの分析と地道な取材のコンビネーションこそが、データジャーナリズムである」。

●信頼できるニュースソース、検索エンジンがソーシャルメディアを引き離す http://zen.seesaa.net/article/432752453.html
オンラインメディア(オリジナルのWebサイト)も信頼されているが、面白いことに、「オリジナルのWebサイトと同じニュース見出しが検索エンジンでも表示されているはずなのに、検索エンジンサイトで接したニュースのほうが信頼度が高い」結果。
自ら行動を起こし探し当てた、という経路を通ることが関係しているかもしれない(意思決定が介在している=能動性)。

・ミレニアム世代(1980~2000年生まれ)に限定した信頼度データ(2016年)

(2016 Edelman TRUST BAROMETER - Global Results http://www.edelman.com/insights/intellectual-property/2016-edelman-trust-barometer/global-results/

●世界で「信頼度の高い企業」ランキング BMWがトップに http://forbesjapan.com/articles/detail/5148
Googleは二位。
「グーグルは本当に消費者に愛されている」。「消費者に信用され、称賛されている。グーグルとEU委員会のどちらの方が評判がいいか問うべきだ。少なくとも現時点ではグーグルに軍配があがる」。