●新科目、「Computing」

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●LEGO、CESでWeDo 2.0 ロボディクス・キットを発表―小学生が科学技術を楽しく学べる http://jp.techcrunch.com/2016/01/06/20160104legos-wedo-2-0-robotics-kit-teaches-science-and-engineering-to-elementary-school-students/
ドラグ&ドロップによるインターフェイスを採用しており、すべてのブロックの動作をこれによってプログラミングすることができる。
ハードウェア自身はひとつの要素に過ない。たとえば「LEGOブロックを使って受粉など植物の働きの初歩も学べる。LEGOで生命科学が勉強できるとはちょっと思いつかないところだ」。
料金は学校単位のサイトライセンス方式:「われわれは(Educationとの契約を)サイト・ライセンスとすることを決定している。つまり学校はわれわれと一つの契約を結ぶだけで全校の全クラスでカリキュラムを実施できる」。

●イギリスの学校に導入された新科目、「Computing」とは? http://www.nightzookeeper.jp/ict/164/
日本の、プログラミングを授業で教える必要性についての認識は他の先進国に比べはるかに遅れている。
イギリスで「Computing」の前身である「IT」という授業が独立した新教科としてスタートしたのは約20年も前の1995年。他方「IT」に類似する教科「情報」が日本で新設されたのはそこから8年後の2003年。

プログラミング教育を強化した国で何が起きているのか?世界の教育事情 http://bit.ly/1PcacM4
日本でも2012年の新学習指導要領で、中学校の「技術・家庭」において、従来選択科目であった「プログラムと計測・制御」が必修科目となっている。
イスラエルではジュディス・ガル=エゼル教授が95年の時点で中等教育でのコンピューター教育は、使い方よりも、原理やプログラミングを教えるべきだという内容の論文を発表。それに沿った教育プログラムを整備、現在では人口比多くのエンジニアが生まれ、これを背景に人口818万人ほどの小さな国にも関わらず、米国NASDAQへの上場数は米国に次ぐ2位で、日本や欧州諸国よりも一桁多くなっている。

●高校で教えるHTMLのストラクチャとスタイルが分離されていない件について http://bit.ly/1Pcav9y
「コンテンツのストラクチャとスタイルの分離」というデジタルコンテンツの特殊性と、その性質によって可能になっている様々な利用のありかた、すなわちアクセシビリティについて学ぶことこそ、高校教育のカリキュラムにふさわしい履修内容です」。
「このようなデジタルコンテンツの特殊性は、歴史的にも重要です。歴史を顧みれば、ラスコーの壁画、象形文字にはじまる記号の歴史、グーテンベルクの印刷技術、映画・テレビのような映像メディアにつらなる「エクリチュール史」上の一大事件として位置付けられます」。

●諸外国におけるプログラミング教育に関する調査研究  http://jouhouka.mext.go.jp/school/pdf/programming_syogaikoku_houkokusyo.pdf
調査対象となったのは、英国(イングランド)、エストニア、フランス、ドイツ、米国(カリフォルニア州)、シンガポール、インドなど23の国・地域。「プログラミング教育に関して先進的な取組みを行っている」、「国際的な学習到達度調査において評価が上位となっている」という2つの観点から選ばれた。
「プライマリースクールは基本的に学級担任制のため、「Computing」専任の教員はいない。教科担当制のセカンダリースクールでは、専任の教員が指導しているが、ほとんどは以前「ICT」を指導していた教員だという。ただし、「Computing」の教員が不足していることもあり、数学や理科の教員が指導する場合もある。教員の知識・スキル不足、セカンダリースクールの教員不足、Key Stage3での指導時数不足が課題」。

●付 録 諸外国におけるプログラミング教育に関する調査研究 http://jouhouka.mext.go.jp/school/pdf/programming_syogaikoku_huroku.pdf
学校系統図/国基礎情報/参考資料リスト。

●アクティブ・ラーニングとICT活用について-中学校教諭・望月陽一郎先生のお話より- http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2015/12/active-learning.html
あくまで「ジグソー法など、コミュニケーション活動を通した授業への主体的な参加がアクティブ・ラーニングであるという点が肝なのかなと理解しました。コミュニケーション活動(ジグソー法など)を行えばアクティブ・ラーニングになるわけではない点を失念しないように」。。
ジグソー法とは「あるテーマについて複数の視点で書かれた資料をグループに分かれて読み、自分なりに納得できた範囲で説明を作って交換し、交換した知識を統合してテーマ全体の理解を構築したり、テーマに関連する課題を解いたりする活動を通して学ぶ、協調的な学習方法」( http://coref.u-tokyo.ac.jp/archives/5515

●フェイスブックが「無料小学校」開設 低所得層向けに開放 http://forbesjapan.com/articles/detail/10743
オバマ大統領が提唱した『ConnectED』に共鳴、さまざまな教育関連慈善事業に寄付。昨年、2015年10月には、フェイスブック本社近隣に、低所得者層の児童向けの小学校「The Primary School」も設立した(学費は無料で医療サービスも提供)。同校は2016年8月に当初は2歳児向けにオープンし、その後小学生らを受け入れる予定。
ちなみに、マーク・ザッカーバーグCEOの妻であるプリシラは、低所得者層の出身で、苦学してハーバード大学に進んでいる。

●世界最大のハンドメイドEC「Etsy」が日本で無料教育プログラム http://japan.cnet.com/news/service/35075793/
ハンドメイドの制作者と購入者のマッチング、ECサイトが、そのECノウハウを教育するプログラムを開始した。無料で「ショップの開店から、成功するまでのノウハウまで段階を踏んで習得できる」。
魅力的な商品写真の撮り方やサーチエンジン最適化(SEO)、ソーシャルメディアを使ったマーケティングなどの実践的なテクニックを身につけられるとしている。また、他のプログラム参加者と進み具合を共有したり、相談したりできる」。

●2015年のMOOCの動向を振り返る | Anotherway http://anotherway.jp/archives/20160107.html
2015年のMOOCのデータが満載:MOOC登録者数は約3500万人(2014年の約1700万人からほぼ倍増)。提供コース数の割合ではCoursera, edX, Canvasの順で不動の地位。Coursera(約1700万人)がMOOCプラットフォーム登録者数の半数近くを占める。
550以上の大学・機関から約4200コースが提供されており、2015年中に新規開講がアナウンスされたのは1800コース。
提供コースの言語は、昨年と同じく英語が最大でスペイン語、フランス語が続く。ローカルMOOCのコース数増や、英語で提供中のコースの多言語化が進んでおり、16か国語で提供されている。

2015年中に開講された新規2200コースのうち、Class Centralのユーザーレビューで評価が特に高かった上位のコースは以下の通り:
A Life of Happiness and Fulfillment (Indian School of Business & Coursera)
Introduction to Programming with MATLAB (Vanderbilt University & Coursera)
The Great Poems Series: Unbinding Prometheus (OpenLearning)
Marketing in a Digital World (UIUC & Coursera)
Fractals and Scaling (Santa Fe Institute & Complexity Explorer)
What is a Mind? (University of Cape Town & FutureLearn)
Algorithms for DNA Sequencing (Johns Hopkins University & Coursera)
Mindfulness for Wellbeing and Peak Performance (Monash University & FutureLearn)
Programming for Everybody: Getting Started with Python (University of Michigan & Coursera)
CS100.1x: Introduction to Big Data with Apache Spark (UC Berkeley & edX)。
(Class Central's Best Online Courses of 2015 | Class Central's MOOC Report https://www.class-central.com/report/best-free-online-courses-2015/

●奨学金返還 訴訟が激増 支援機構、回収を強化 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201601/CK2016010302000098.html
日本学生支援機構(旧日本育英会)の奨学金貸与事業で、返還が滞った利用者や親などに残額の一括返還を求める訴訟が激増している。

JASSOの事業に関する報道等について-JASSO http://www.jasso.go.jp/kouhou/houdou.html
「一般的な金融機関では連帯保証人は1人が通例だが、機構は保証人を2人取っている」について:
「 一般的な金融機関は、貸付の申込み時に返済能力の信用度に対する調査を行っていますが、本機構はその調査を行っておらず、他ではお金を借りることが難しい低所得世帯の学生ほど優先して借りられるようになっています。
資力のない学生の返還能力を補う観点から、保証人2人を選任していただいております」。

●図書館を基盤とする出版グループの新たな連携 http://www.editage.jp/insights/a-new-coalition-to-organize-and-advance-library-based-publishing-groups
学術出版における図書館の役割や、出版プロセスに関わる図書館というコンセプトについて。
非営利組織Educopia InstituteのLibrary Publishing Coalition (LPC)は文化資源、その生成と流通に関する空白地帯にネットワークとコミュニティを、が合言葉。2013年発足の組織。
ジャーナルにおけるOA的発想の書籍版として面白い。
「(米国の)多くの図書館では、所属する大学関係の学術的文書を中心として、学会紀要、データ、専門的報告書など、従来の出版経路では見落とされがちなコンテンツのデータベースを提供しています。図書館は、その活動によって収益を上げることを目的としていないので、品質は高いけれども商業的価値は低いという出版物を扱うことが可能」。

●電子図書館特集インタビュー株式会社メディアドゥ 溝口敦氏第1回 http://iri-project.org/hon-iri/interview_mediado/
日本に合った『電子図書館サービス』のコンテンツ価格や購入体系の構築には、年単位の時間が必要だろう、と。
まだ、コンテンツは集まっていないよう=「和書で1万4、5000冊くらいあります。多くは「青空文庫」」。また図書館会員へのコンテンツ紹介等は、図書館員の役割り=「「(図書館の「電子図書館システム」である)Webサイトをどのように構築するかという機能もあります。例えば「○○特集」のような企画を、司書さん自身によって電子図書館サービス内に作る事が可能です」。
ただ、日本において、図書館が『電子図書館サービス』を導入する際の、あるいはポイントは、『電子図書館サービス』についての感度/図書館運営の自由度(裁量権)の高さ。(第二回: http://iri-project.org/hon-iri/interview_mediado_2/

●図書館本探し楽々、アプリで案内 福井県鯖江市、予約も可能  http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/87007.html
位置情報を含む図書の検索サービス。日本最大の図書館検索サイトを運営する「カーリル」とのコラボ。「この本はどこどこの図書館に蔵書されていますよ」に加え、「この棚にあります」までをガイドしてくれる。

●事例報告:北米の大学における日本古典籍の電子化事業 / 鈴木紗江子 http://current.ndl.go.jp/ca1859
「実際の展示」と「バーチャル展示」の二部構成=ハイブリッド。実際の展示では、古地図9点、地誌や漂流記の版本・写本5点の電子画像をほぼ原寸大に印刷したものに加え、和装本に使用する和紙や、江戸時代の旅装束の複製等も飾った。バーチャル展示とは、上記の電子画像をインターネット上で公開するもの。


●ニューヨーク公共図書館の英断 http://magazine-k.jp/2016/01/12/newyork-public-libary-digital-collection/
パブリックドメインはデジタル化され、公開され、誰でもがアクセス、再利用できてこその制度。
「ニューヨーク公共図書館のデジタルコレクションに収められている67万点を超えるデジタル画像のうち、パブリック・ドメイン(著作権保護期間切れ)である18万点の高解像度データが、ウェブ経由で簡単にダウンロード&再利用できるようにな」った。
ジタル・コレクションのサイトで検索を行うさいに、「パブリックドメインの素材だけを検索」にチェックを入れると見つけることができる。

しかもしかも、「デジタル・コレクションを利用するための(以前からあった)APIの仕様をアップデートし、その詳細をGitHubのアカウントで公開していく」。 

 

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