●デジタル社会のエンサイクロペディストと教養教育 を考える

D:<学習・教育のデジタル化>と<脳と身体の生態史観>

●デジタル社会のエンサイクロペディストと教養教育 http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/daigaku/pdf/k-4-2.pdf
大学を襲っている3大変革:知の市場化、知のグローバル化、知のデジタル化。「検索エンジンについては使えばいいので、知識は得られる。しかし同時にある種の土地観や地理的な方向感覚のようなものを学問というフィールドの中で学生たちが鍛え上げていくにはどうしたらいいのか、という問いはなお残る」。

○テーマ:日本社会における大学教育の意義 http://shinnji28.hatenablog.com/entry/2014/12/02/234422
豊富な内容。とりあえずひとづだけピックアップすると、③「学士課程教育における数学的リテラシーの考え方について」:「数学が社会で必要だ、役に立つ、将来の職業も含めて人生で必要かもしれないという認識が、日本の児童・生徒だけ少ない」現実。

●場の持つ価値は先鋭化する?―大学教育学会 課題研究集会に参加して http://shinnji28.hatenablog.com/entry/2014/12/03/235634
いや、それでも「場」の価値は残る。「近代教育における大学は、その閉鎖性にそれなりの価値があったわけです。ある場所で、優れた研究者や教育者たちが難しいことをやっていて、そこに入るためには選抜されなければならない、というのが近代の基本的な大学のモデルだったと思います。すごい講義がオンラインで見られて、単位認定され、なんなら成績優秀者には企業からオファーがくる、という仕組みは、このモデルを根幹から揺るがすもの」と、一応いえるが、果たして。

●「gacco」×「ニコ生」コラボによる夏野 剛 先生の特別講座の開講が決定、京都造形芸術大 通信教育部の講座開講が決定 http://www.sankeibiz.jp/business/news/141127/prl1411271510102-n1.htm
ニコニコ生放送との連携による、夏野 剛先生の特別講義、「ネットワーク産業論」が実現。「場」のイミテーションをネットの側も入れてきた。

●日本初edX講義で見えた多様な可能性 http://www.chemistry.or.jp/opinion/doc/ronsetsu1412.pdf
世界のトップ校が無料で講義を提供している。場所や貧富の差にかかわらず,世界の人々がトップ校による高等教育を受けることができれば,世の中はどうなるのだろう――壮大な社会実験。

●東京工科大が村井純教授のJMOOC活用し反転授業、その狙いとは http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141117-00000000-resemom-life
授業は全15コマで、そのうち5コマにJMOOCを利用した反転授業を取り入れている。利用するJMOOCのコンテンツは、慶應義塾大学 村井純教授の「インターネット」。講座の中で大学の授業として活用する動画を、事前に学生に伝えて視聴させる。授業はJMOOCの講座を視聴している前提で進められる。

●ICT利活用の目的 9類型(2014年8月版) http://ict-in-education.hatenablog.com/entry/2014/08/05/123101

ICT利活用の目的を類型化:興味喚起/モチベーション喚起/理解促進/授業効率化/進捗、理解度確認/教材拡充/表現、思考手段拡充/家庭との情報共有/学習環境拡充。

デジタル教科書・教材の試作を通じたガイドラインの検証-アクセシブルなデジタル教科書を目指して http://www.nise.go.jp/cms/resources/content/9717/summary_H25-A-02.pdf
日本では「デジタル教科書」はまず、指導者用のことを指す。つまり学習者用デジタル教科書の検討・研究は始まったばかり。とりあえず、足もとの成果の発表。EPUBの本格的研究のひとつとして、また「アクセシビリティ」を「ものさし」に使っている点が貴重。(全体 http://www.nise.go.jp/cms/7,9717,32,142.html )

●考察:学習者用デジタル教科書 http://www.nise.go.jp/cms/resources/content/9717/seika2_5.pdf
何をもって「学習者用デジタル教科書」とするかすら、実はコンセンサスが取れていないのが日本の現状。

●らくらく座席表評価 | 教務支援システム らくらく先生スイート http://www.chieru.co.jp/products/rakuraku/rakuraku-zasekihyo.html



学習活動を記録・蓄積。しかもそれを複数の先生で共有することで、一人ひとりの児童・生徒に合わせた指導が可能に。

デジタル教科書『Smart TXTBKS』 http://pmtv.jp/sp/channel/contents/c136.html

フィリピンの話。フィーチャ―フォンで「教育のデジタル化」。『Smart TXTBKS(スマート テキストブックス)』という新しいデジタル教科書を開発。フィーチャーフォンが一度に読み込めるテキスト上限の"160文字"に合わせて教科書の内容を変更した。

●コンテンツ - 教育情報共有ポータルサイト https://www.contet.nier.go.jp/contents/

2014年、年内に正式にスタートさせる予定。(1)教材・指導資料等コンテンツの共有機能=都道府県および市町村の教育委員会、教育センター・研究所(研修所)、文科省、同研究所がもつ有用なコンテンツを集積・共有する機能。(2)グループによる情報交換、交流機能=各教科研究会、学校内の研究グループなど、同じ目的や関心をもったユーザーがグループを形成し、情報交換や交流をする機能。(3)掲示板での情報発信・共有機能=各種研究会、講演会、研修会等の開催情報や、文教行政の最新動向などについての情報を、広く発信・共有する機能。