●ヒトと機械 その過去と未来

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

●テクノロジーの発展は「人に関わる仕事」を創造した http://thebridge.jp/2015/08/technology-created-more-jobs-pickupnews
英イングランドとウェールズのデータを1871年まで遡って、雇用の変動についてコンサルファームが分析したところ、「140年分のデータによると、テクノロジーは破壊するよりも多くの仕事を生み出した」、が結論だった。
教育や医療、その他の専門的分野に関しては、テクノロジーが生産性を向上させると同時に、雇用もまた上昇しているのだ。「情報へのアクセスが簡単になったこと、またコミュニケーションの速度が加速したことは、知識集約型の産業に最も大きな革命をもたらした」。


 

 

●ヒトと機械の交わりをシニカルに描くSF短編『Posthumanismaniarama!』 http://www.kotaku.jp/2015/08/short-film-posthumanismaniarama.html
「今年2015年は、士郎正宗氏の『攻殻機動隊』において「記憶の構造」が解明された年でもあります。記憶は電脳の中に情報として置換され、肉体の軛から逃れることで、ヒトでもモノでもない、データの海という第三の世界へと旅立っていく...」。

●ニック・ボストロム: 人工知能が人間より高い知性を持つようになったとき何が起きるか? https://www.ted.com/talks/nick_bostrom_what_happens_when_our_computers_get_smarter_than_we_are?language=ja
「原子力と原発の関係」と構図は同じだ。人工知能が将来、原発に相当するものを生み出すかもしれないから、開発そのものを止めろ、といっても無理(資源が枯渇していた終戦間近の日本ですら研究が続けられていた)。
初期条件を正しく設定すること。危機を回避する道はこれしかない。
「(人工知能)自らの知性を使って、人間が価値を置くことを学び取る人工知能を作ればよいのです。人間の価値を追求し人間がよしとすることを予測して行動するような 動機付けのシステムを持たせる」こと。
知性爆発が人間の制御下で起きるようにするための初期条件を検討すること。

●Facebookは、Messengerアプリに「M」という名のパーソナルアシスタントを入れようとしている http://jp.techcrunch.com/2015/08/27/20150826facebook-is-adding-a-personal-assistant-called-m-to-your-messenger-app/

「MはMessengerの中にいるパーソナルデジタルアシスタントで、あなたに代わって情報を見つける仕事をこなしてくれる。背後では人間によって訓練、指揮された人工知能が動いている」。

●IBMの「ワトソン」が実現する未来の医療現場 https://newspicks.com/news/1118542/body
IBMの研究グループは、音声認識や画像認識の次に来るのは医用画像処理だと考えている。

●脱パソコン・脱スマホを急ぐ米Intel、頼るのはロボット、ウエアラブルそして「素人」 http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/061700004/082000026/
「Intel IQのソフトウエアモジュールである「Body IQ」を使用すると、ウエアラブル端末を装着したユーザーの歩数を数えたり、ユーザーの運動により消費カロリーを計算したりする機能をアプリケーションに簡単に実装できるようになる」。

●「インダストリー4.0」は、日本のものづくりをどう変えるのか http://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/1508/24/news009.html
デルとインテル社のIoTに関する取り組み。

●IoT開発の進展に必要な5つのこと--マッキンゼー報告書より http://japan.zdnet.com/article/35069283/
ユビキタスな接続が無い限り、夢物語に終わる可能性も。「先進国であっても、無線データサービスはあらゆる場所で利用可能とはなっておらず、多くの工場や倉庫などの産業用建物が設置されている郊外での信頼性は高くない」。「展途上国の準郊外や地方の接続性はさらに貧弱な状態であり、多くの国はいまだに高速ネットワークを整備している段階だ」。

●[第4回]日本のスマートホームが進まない理由 http://iotnews.jp/archives/4262
家電に関連するIoTでは、電波干渉の問題が深刻だ。そこで想定される「解」は下の図で言う、ピンクの部分だけ別の帯域でネットワークをつくり、ゲートウェイとかかれている機器からインターネットへ出ていくという仕組みを作ることが想定される。ピンクのネットワークは、長距離を飛ばないため、干渉の課題を回避できる。
だがこのアイデア実現には、日本ならではの価値観や生活習慣が壁になってたちはだかる。

○IoTの見方~通信の視点から http://www.icr.co.jp/newsletter/wtr316-20150928-onodera.html
領域、市場ごとに必要とされる「通信規格」は異なる。
マスユーザーの観点からは近未来の話として市場化が展望されるのは、3つの領域:ウェアラブル・デバイスで注目を集める「人(個人)」を中心としたIoTの利用/"Connected Car"といった言葉で取り上げられている「クルマ」に関するIoTの利用/今までのホームゲートウェイ等の話題から広がりつつある「家」でのIoT利用。
それ以外に法人が介在する領域、市場も。


●ディズニーが10億ドル投資 サービス業に広がるIoT http://www.nikkei.com/article/DGXMZO90652390Y5A810C1000000/
フロリダ州オーランド近郊にある「ウォルトディズニーワールド(WDW)リゾート」は、テーマパークやスポーツ観戦といった娯楽サービス分野におけるIoTやウエアラブル端末の導入で先行。
MagicBandにはRFIDチップが埋め込まれており、既存の紙で出来たチケットやパスなどをすべて置き換え。昼食の予約をあらかじめできたり、近くにきたミッキーが「◯◯さん、ようこそ」と言ってくれたり。

●「お知らせビーコン®」がKDDIのIoT製品で採用 http://iotnews.jp/archives/4338
au(KDDI)は、スマートフォンと連携して使用するIoT(Internet of Things)を活用したオリジナルのインテリア雑貨の第1弾として、「傘立て(Umbrella stand)」と「ゴミ箱(Dust bin)」を10月下旬より発売。
傘立てにスマホを近づけると、降水確率に応じて、晴れならオレンジ、曇りなら白、雨なら青に光る。
ゴミ箱の「Dust Bin」は、忘れがちなゴミ収集日をLEDの発光で知らせてくれる。

●モノ同士のつながりをサポートしていく http://iotnews.jp/archives/4232
「一般のユーザーにどうやったらIoTの世界観を伝えられるか?というところを考えた末にできたのが、myThings」。
各メーカーの機器にバックエンドのサーバを持ってもらう。するとそのサーバとmyThingsが通信しインタラクティブ性を実現する仕組み。このアプリで、デバイスA,Bや、ウェブサービスA,B,Cと、横に繋げ、「繋げたから得られる価値」を追求する。

●JAL、ウェラブルとIoTを活用して空港の屋外作業を支援へ 東レ・NTT Comと http://www.sbbit.jp/article/cont1/30080
不便を解消するウェラブルと、そしてIoTがこれからの主役。ファッショナブル性は本来二の次。
東レのhitoeウェアではバイタルデータを取得できるのに加え、トランスミッターに内蔵した三軸加速度計により、着用者が転倒状態にないかを推定することも可能。作業者の健康管理と安全管理が、ウェラブルとIoTで可能になる。

●佐賀県、ドローン・ウェアラブル端末・IoTで農業革命! http://ascii.jp/elem/000/001/043/1043508/
ドローン対応ビッグデータ解析プラットフォーム「SkySight」=ドローンによる映像の空撮や、IoT、ウェアラブルデバイスのデータを統合管理し、「ビッグデータ解析」「画像解析」「遠隔制御」を行う「世界初のプラットフォーム」。
これ農業に応用する。「佐賀大と佐賀県の農業に関する実践的ノウハウや人材育成、実証実験フィールドの提供に、オプティムの技術を掛けあわせ、いちごやみかん、佐賀牛などの農産物が豊富な佐賀県において、「世界No.1の農業ビッグデータ地域を目指す」」。


●米調査会社Gartner、“IoTは期待のピーク、コンシューマー3Dプリンティングは幻滅期入り” https://fabcross.jp/news/2015/08/20150824_gartner_3d_printer.html
コンシューマー3Dプリンティングは、2014年には“「過度な期待」のピーク期”だったが、2015年は“幻滅期”入りしている。一方、エンタープライズ3Dプリンティングは啓蒙活動期にある。ハイプサイクル、2015年版。