●グーグルがアルファベットに社名変更

150821 MP

┃Economy あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
成長と生産性、ビジネスモデル、経営、、国家、民主主義など

●グーグルがアルファベットに社名変更 ティッカー(GOOG、GOOGL)はそのまま http://markethack.net/archives/51976638.html
新会社を設立し、今のGoogleはその持ち株会社の子会社のひとつに。そして持ち株会社の名前が、「アルファベット」。ただし、スペルは、「Alphabet」={意味としてはAlpha-bet、つまり通常以上のリターンを出す(=Alpha)賭け(=bet)というわけ」。
そして、グーグル・クロームの責任者、スンダー・パチャイがグーグルのCEOに就任。ラリーとセルゲイは、持ち株会社という立場から、グーグルに対し引き続き「親分風を吹かす」ことに。

●米国における「ものづくりと IT」に関する取り組みの現状 http://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/02/c34258badd15c20b/reports_NY201506rev.pdf
大量生産の確立とコンピューターを活用した自動化が製造業躍進の背景にあった。そのコンピュータの利用にパラダイム変換が起きようとしている。今回も主導するのは米国企業。さらにドイツの動きも急。そこにあるのは、IoT(モノのインターネット)やビッグデータといった次世代のITを取り入れることにより、製造工程の設計を含めた高度な自動化や、大量生産と製品のカスタマイズ化を両立するマスカスタマイゼーション(Mass customization)の実現を目指す動き。

●ビッグデータとIoTのどこで儲けるか(6) http://keieikanrikaikei.com/business-on-bigdata-and-iot-6
インテル、ボッシュ、ルネサンス、三社三様の取り組みの違いについて。


●産業用クラウドのアマゾンか!? GEが産業データ用のクラウドプラットフォーム提供 http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1508/10/news076.html
サービスの特徴は、機器との接続性。「無数の機器がインターネットに接続する時代を迎える中、そのそれぞれで一から接続性を実現する負担は産業機器メーカーにとっては大きい。Predixクラウドはこうした産業機器のためにネットワーク接続をサービスとして提供し、センサーやゲートウェイ、ソフトウェアドリブンの機器をすぐに設定できるようにする」。産業機器分野のAWSになり得るか?

●IoTが革新する「ものづくり」の現場 http://forbesjapan.com/summary/2015-05/post_6382.html
シナリオの分岐点はセンサー配布のコスト

◯経済学者は人工知能の夢を見るか?『大格差』と経済の将来 http://www.rieti.go.jp/jp/events/bbl/15071301.html
機械化が雇用を減らさないことは、経済学において常識化。いわゆる「技術的失業」「テクノロジー失業」は都市伝説のひとつ。
ただ賃金と雇用への対応策を講じておくことは不可欠。第二次機械化時代には労働から資本へ所得源泉が移動するため、それに合わせて課税の源泉を移すべき。「こうした資本課税の強化は、ピケティともつながる提案といえます。ただし現在の日本では、そこまで所得分配の不平等化が進んでいません。日本ではむしろ貧困が問題であり、所得分配では土地の比重が高いので、政策面では土地への課税が問題になると考えます」。
さらにその先で、「第二次機械時代の経済政策フレームワークとして、ロボットの台頭によって巨大な成長余力が誕生します。その成長余力の活用に必要な需要面の手当てをする一方で、ギャップを埋めるためのインフレ目標(IT)とベーシック・インカム(BI)を組み合わせ」ることが重要に。
(プレゼン資料 http://www.rieti.go.jp/jp/events/bbl/15071301.pdf

●「このままだと企業の4割が消える」――経産省が“攻めのIT”を後押しするワケ(後編) http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1508/10/news034.html
経産省の応募に漏れた、非選出企業に対するフィードバックが人気。「希望する会社には、個別に面談してフィードバックする」。
「個別面談では、選定基準となった5つの評価項目について、その会社のスコアと属する業種の平均スコアを知ることができる。その成績表を持ち帰ることで、経営層とIT戦略について話をするきっかけができるなど、「攻めのIT経営」に向けた動きの後押し」。

●民事再生法を申請した上場 118 社の追跡調査 https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p150801.pdf
帝国データバンクが2000 年 4 月の民事再生法施行後に同法を申請した上場会社 118 社<上場民事再生第 1 号となった東洋製鋼(株)から江守グループホールディングス(株)まで>を対象に、申請時の概況、申請後の状況、消滅企業状況、再生類型、スポンサー分類などを集計・分析した。

●今度は「社員が若返った」300社ランキング http://toyokeizai.net/articles/-/79279
社員の平均年齢が下がっている上位企業は、売上高を伸ばしているケースのほうが多い。積極的に若い社員を中心に人員を増やして事業拡大に邁進している企業、経営再建のために中高年社員を希望退職などでリストラしているような企業、いずれでも。

クリエイティブ産業の実態と課題に関する調査(平成26年度) http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/monthly/creative2014.pdf
「我が国のクリエイティブ産業は、事業所数で 14.0%、従業者数で 24.5%が東京都に集積している。特に「舞台芸術」、「音楽」、「映画・ビデオ・写真、アニメ」、「出版」、「広告」、「テレビ・ラジオ・報道」、「ゲーム」、「情報サービス」、「デザイン」などの分野での集積度が高く、事業所数あるいは従業者数で全国の50%以上が東京都に集積」。

●日本のサービス産業の生産性は本当に低いのか~真の問題は「品質対比過小な値付け」に http://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/researchfocus/pdf/8331.pdf
問題は高い品質を価格に反映させる仕組み、環境づくり。そしてあげた価格の価値を人件費へ分配するメカニズムを構築し、優秀な人材が集まってくる好循環へつないでいくこと。

携帯電話料金の国際比較からみる国際レポート把握の重要性 http://www.icr.co.jp/newsletter/icte20150811-kubota.html
日本のスマホ料金は高いの?安いの? 利用パターンでどの国も複数の似たような料金体系をもっているが、利用パターンそのものは国ごとにかなり違う。どのパターンで比較するかで、高いか安いかの結論は異なる。

●業態盛衰の歴史が示唆するこれからの小売の方向性~見えてくる新たなフロンティア http://www.mizuhobank.co.jp/corporate/bizinfo/industry/sangyou/pdf/mif_172.pdf
コンビニ業態の本質は「時間」を換価する(時間制約の解決を付加価値とする)サービス業だという点。このことと、かつての小売りの王者、GMSの凋落を対比して考えてみた。基本軸が、消費の選択は予算制約と時間制約の範囲で決定される、という点ではなにも変わっていないのだとも言える。

インバウンド観光と宿泊施設不足~2020年までに東京・関西を中心に不足感強まる http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp150810.pdf
インバウンド(inbound)とは、外から入ってくる旅行、一般的に訪日外国人旅行を指す。海外旅行はアウトバウンド(outbound)という。日本ではアウトバウンドに比べ、インバウンドの数が著しく少ない。

●個人宅宿泊(いわゆる民泊)の旅館業法下の問題点、現状と課題を観光庁に聞いてきた http://www.travelvoice.jp/20150804-47833
旅館業法上、営業の種別は、ホテル営業、旅館営業、簡易宿所営業(カプセルホテル、ドミトリー等)、下宿営業の4つあり、その営業種別毎に、許可を受けるための要件が課されている(許可主体は都道府県)。いずれもB to Cのビジネスモデル。
ところがシェアリング・エコノミーへの規制の難しさは、それがC to C(個人から個人での取引き)という全く新しいビジネスモデルだ、という点。

●2015年版ジェトロ世界貿易投資報告 ‐グローバル・ビジネス深化に向けた新たな取り組み http://www.jetro.go.jp/ext_images/_News/releases/60445e1b917a7dfb/point.pdf
対日投資、農水産輸出、観光を通じた地域経済の活性化が課題。「クリテイカルマス市場」(中国とASEAN以外の中所得国のうち、名目GDPが1,000億ドル以上の国を、人口の大きい順に選定した10カ国)の開拓が重要性を増している。2015年末に深化するASEAN経済共同体(AEC)。
(概要 http://bit.ly/1Po1r3I 本文 http://bit.ly/1EpSFvz )
┃Others あるいは雑事・雑学

●NYタイムズ「日本の大新聞は権力者の側に立って国民を見下ろしてる」異常。こんな民主主義国家見た事がない http://t.co/Rp68AlwV5g

●「村山談話」を書いた元官僚・谷野作太郎氏、その誕生秘話と意義を明かす|「日本」を考える~私たちはどこへ向かうべきか http://diamond.jp/articles/-/76616

●「日本はアメリカの衛星国家としてカモにされている、なぜ立ち上がろうとしない?」|来日したオリバー・ストーン監督による広島・原水爆禁止世界大会でのスピーチ全文 http://www.webdice.jp/dice/detail/3946/

●「安倍総理から日本を守ろう」羽田孜氏が訴える 元首相5人が安保法案反対【提言全文】

●広島の原爆を扱うBBCドキュメンタリー番組、音楽はモグワイが担当 http://www.gizmodo.jp/2015/08/bbc_2.html
原子力時代、技術と人の関係について多くを問いかける番組。

●アメリカの出版社が英語版「はだしのゲン」を全米に広めるプロジェクト Kickstarterで出資者募集 http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1508/06/news067.html

●テキストをインタラクティブなマインドマップに変換してくれる『Text 2 Mindmaphttp://www.100shiki.com/archives/2015/07/text2mindmap.html