○インテリジェント化が加速するICTの未来像

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

○「インテリジェント化が加速するICTの未来像に関する研究会」報告書 概要 http://www.soumu.go.jp/main_content/000363711.pdf
ICTインテリジェント化の6要素:計算、蓄積、ネットワークの能力向上/人工知能の高度化/あらゆるものごとのデータ化/インターネットのグローバル化/分散処理の進展/人間(の脳)と人工知能等との連携。(本文 http://www.soumu.go.jp/main_content/000363712.pdf

●あらゆるものごとの「データ化」とその利活用の展望 http://www.soumu.go.jp/main_content/000351980.pdf
我々は「農業革命」、「産業革命」に続く「情報通信革命」の真っ只中にいる。「情報の 3 階層」:「Data」→(フィルター)→「Information」→(フィルター)→「intelligence」。Data=世の中で起こる膨大な事実/ Information=データに意味を持たせ、分析・評価の対象となるもの/ Intelligence=意思決定をする源泉となるもの/同じ「Information」を得ても行動は違う。「Intelligence」 によって異なってくる。

●スマートマシンがもたらす、「すでに起こった」未来社会 http://japan.zdnet.com/article/35068303/
AIとIoTとロボット。未来予測の簡単なまとめが便利。また政府施策を概観している。「発明家・未来学者 Ray Kurzweil氏の予測では、2029年に「人工知能は人間と同等の能力を持つようになり、2045年には、コンピュータの性能は現在の約264万倍の性能にコンピュータの能力が全人類の知能を上回るシンギュラリティ(技術的特異点)に達すると予測している」。

●未来都市を考えるイノラボが、ロボットを作って着るクリエイターきゅんくんと組んだワケ http://gqjapan.jp/fashion/news/20150729/kyunkun-the-robotics-fashion-creator
服飾の一部としてロボットが人と溶け合っている──。ロボティクスファッションクリエイター「きゅんくん」。「ロボットを作る人たちは、有用性だけではなくフェティシズム(「もの」への嗜好性)があるんじゃないでしょうか」。
「服を着るとき、人は服の機能を求めているだけではない。それより“好きなもの”を着たい、という比重が大きい」。未来の街では、デジタルテクノロジーを駆使したウェアラブルデバイスを選ぶ場合にも、その有用性以上に「好きかどうか」が大きな比重を占めるようになっていく、と。

●「考える」と「つくる」が融け合ったときにアイデアは生まれる http://wired.jp/2015/07/10/creative-hack-award-open-seminar2/
「〈Avoiding the beaten path〉〈Seeking terrain unexplored〉というものがありますが、つまり『誰かがいままで通った道を通るのではなく自分なりの新しい場所を探そう』というメンタリティこそが、空想から生まれる小さなアイデアを大きな野心的な作品に変えていく」。
「いまは思想家が考えているだけではダメな時代で、一人一役以上のスキルや行動力をもっていないとどの分野に行っても通用しないと思うんです。思想家であり行動ができる人。そのふたつをもっていないと、時代やビジネス、クリエイティヴを変えられない」。

●全米横断中のヒッチハイクロボ、破壊される http://ascii.jp/elem/000/001/035/1035459/
車移動のもの好きな人が拾い、車に乗せて適当なところに下ろすという実験プロジェクト。「顔に相当する部分にはLED表示、太陽電池とバッテリーにより携帯電話網を通して自分がどこにいるかを通知し、定期的に写真を撮影してInstagramにアップロード、Twitterにつぶやく。
簡単な会話もでき、内蔵バッテリーが低下すると充電を依頼、トリビアクイズでドライブ中の話相手にもなる」。(hitchBOT http://m.hitchbot.me/


●人工知能が世界をどう変えるか考えるとき楽観的にならずにはいられない、いくつかの理由 http://wired.jp/innovationinsights/big-data/w004/the-upside-of-ai/
楽観論者。人工知能は今後「SFに出てくるような人工知能ではなく、「アマゾン ウェブ サービス」のようなものになる」。「あらゆるものの背後で働く、安価で、信頼できる、工業用グレードのデジタル頭脳」として。
電気や自動車、飛行機がそうだったじゃやないか、と。「1世紀以上前に電気は、それまで不活性だったものを活性化していった。人間がかつて「電化」したあらゆるものを、今度はAIが「知能化(cognitize)」していくのだ」。

●マイクロチップを身体に埋め込んで自分を“アップグレード”する若者たち http://courrier.jp/news/archives/892
「何年も前、ワクチンの集団予防接種に人々は懐疑的だった」。いまはそれを誰も自明のものとしているが、数年後、マイクロチップ・インプラントが当たり前の時代が来るのかもしれない。「私たちの臓器は、自分たちが意識しなくても動きますよね。身体に埋め込んだチップも、同様に機能するようになるでしょう」。

●アマゾン、自然言語応答サービスAVSを無料提供。自然な会話機能を簡単組み込み http://japanese.engadget.com/2015/08/04/avs/
先日一般販売を開始した円筒形スピーカー兼 会話型コンピュータ Amazon Echo の技術を、他社や個人の開発者にも提供する試み。「開発者は音声認識や自然言語解析についてまったく学ぶことなく、すぐに自前のデバイスにAlexaを導入可能」。

●249ドルのアクション・カメラ、Graavaはハイライト場面を抽出し、指定の時間に自動編集してくれるすぐれもの http://jp.techcrunch.com/2015/08/06/20150805graava-camera/
自動画像編集機能を備えた超小型動画カメラGraava。「ユーザーは撮影中に編集で残したいシーンに出会ったときは”Graava!”と叫べばよい」。
ビデオ中の動き、音に加えて加速度計とGPSのデータ、ユーザーの音声による指示を解析して興味ある場面を自動的に抽出、たとえば5分と、ハイライトシーンの時間指定をすると、その通りの作品に仕立てる。すべてクラウド処理。

● ドローンに「交通管制」、NASAがシステム構築へ、AmazonやGoogleとも連携 http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/061500148/080400016/
NASAが「UTM(UAV Traffic Management)」、いわゆる「ドローン」の航空管制システムを開発中。UTMは無線通信によってドローンを管理し、ドローンの運航許可を出したり、ドローンが飛行禁止空域に入るのを制止したりする。

●IoTやウェアラブルで「電池」にも新トレンド、ソリッドステート電池やフロー電池など http://www.sbbit.jp/article/cont1/30035
「メガトレンドが電池市場にもたらすインパクト(Implications of Mega Trends on Batteries)」。コンシューマー、自動車、工業、グリッドエネルギー貯蔵システム、再生可能エネルギー貯蔵システム向けを含んだリチウムイオン電池の世界市場規模は2020年に550億米ドルに。

●「日本版インダストリー4.0」が始動、課題と展望が明らかに - 設計・生産 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/MAG/20150723/429047/
生産工程をサイバー空間上で作り込み、リアル空間で再現するシステムが必要になるが、そうしたシステムの開発・利用については日本よりも欧米が進んでいるという。さらに、「基幹システムと現場のシステムをつなぐインテグレーターが不足しており、特に中小企業で深刻な問題になる」。

●カシオ出身の女性起業家、激安オシャレ家電を2ヵ月で17種類作る UPQモノづくり革命 http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/363/363308/
『生活にアクセントと遊び心を』がコンセプト。そして、早い、安い、トレンディーがモットー。日本の新しい家電ブランドUPQ(アップキュー)。
「モノができあがるまではいろんな人の努力、思い、時間、お金がかかっていますが、スペックで語られ、型落ちを選ばれてしまう。そこにジレンマを感じていました」。