D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系
●アカウンタンツライブラリー https://library.jusnet.co.jp/
経理・財務分野に特化したオンライン教育動画プラットフォーム。全71講座(194タイトル)を提供(2015年6月8日リリース時点)。うち、57講座は月額980円(税込)で受け放題。電子取次、クリーク・アンド・リバー社の子会社が展開。
●「eラーニング」から「EdTech」へと変化するデジタル教育市場 http://japan.cnet.com/news/business/35064990/
教育市場を小中高、大学、企業と幅広くとらえ、20年ほど前の状況から最新の情報までを要領よくまとめている。勢力図が大きく変化しているのが現状。
●我が国における教科書制度について http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/110/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2015/05/14/1357853_1_1.pdf
基礎知識の整理に便利。
●2020年度から「デジタル教科書」に!? 課題は山積 http://benesse.jp/blog/20150610/p1.html
最速なら新しい学習指導要領(小学校は2020<平成32>年度からの見通し)の教科書はデジタルになる可能性がある。ただ、実現には課題が山積。
教科書がデジタル化されれば、わかりやすくなる/英語の発音を音声で聞ける/より理解が深まり、学力の向上が期待できる。タブレット端末1台に全教科書が収まれば軽くなる。さらに、意見をお互いに共有でき、全体やグループでの話し合いも活発になり、「アクティブ・ラーニング」がしやすくなる効果もある。
課題:端末を整備/位置づけ(検定教科書?教材?無償?誰が経費負担?)/著作権処理/子どもの健康面への影響/有害情報へのアクセス/家庭に情報環境がないところもある、など。
●米国ニューヨーク州のある小学校では、授業の75%でiPadを利用 http://iphone-mania.jp/news-75957/
アップルは学校で利用するiPadでは、Apple IDでサインインする必要はなく、学校側が配布したいアプリをインストール可能にする予定。また、2016年には生徒がiCloudにアクセスできるように、学校側がApple IDを発行したり、管理したりできるようにすることを検討。
●iPad 導入事例:生徒に気づきを促す、桐蔭学園が実践するICT教育への挑戦 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=HaRGtkYf-qg
調べもの学習、アクティブ・ラーニングに活用。ただし、生徒が簡単に使える、管理できる、豊富なアプリ。そういった観点から、有隣堂と提携、実施に踏み切った。
特に、「何ができないか」があらかじめわかっていることがポイント。できることが、あらかじめ並べられていると教育効果は半減、生徒の創造性を削ぐ。アプリ「ロイロノートスクール」がすばらしい、と。
●【公式】ロイロノート・スクール iPad、Windows、Android対応 授業支援アプリで21世紀型教育が始まる https://n.loilo.tv/ja/
先生のクラス管理を支援する機能を搭載。先生からクラス全員へ資料を一斉に送信。生徒の質問に対するクラス全員の回答を一覧で表示。様々な情報のカードをつなぎ合わせるだけで、見せる内容や順番を決められるので、シンプルな操作でプレゼンテーションや教材の作成、動画編集を行うことができる。
●くらしナビ・学ぶ:デジタルで教室どう変わる 効率化→浮いた時間で応用や討論 http://mainichi.jp/shimen/news/20150608ddm013100032000c.html
「教育ITソリューションEXPO」のレポート記事。「07年から電子教材を使っているという国眼教諭によると、効率化できるメリットが大きい。電子黒板を使えば文章や問題を瞬時に映し出せて、「黒板にチョークで書いていた時に1時間かかっていた授業が3分の1で済む」。
浮いた時間を応用問題を解く時間や討論に充てることが可能になるという」。課題も箇条書きに整理。
●ソフトバンクとベネッセの合弁会社Classiが教育系大手出版社と連携して新サービスを開始 http://edtech-media.com/2015/06/24/classi/
連携した各出版社から提供される各教科のベストセラー問題集を中心とした問題が、「Webテスト」上で使い放題になるサービス。「Webテスト」はClassiの機能のひとつで、問題選定から生徒への配信・集計を簡単に行える。
先生が小テストや宿題で活用するだけでなく、生徒自身が問題を検索して自学自習することも可能。参画予定は、学研教育出版、桐原書店、数研出版、尚文出版、山川出版社。
●武雄市が公立小中校に導入したICT利用教育の破綻した実態①〜動かないタブレット型端末 http://no-border.co.jp/archives/33634/
「武雄市のタブレット型端末を使った、ICTは破たんしてい」る。自慢のタブレット型端末は不良、故障ばかり。「きちんと作動できない、タブレット型端末を使って、どうすればいいのでしょうか。タブレット型端末の不具合に対応するのは、先生の仕事ですか?子供たちにきちんと教えるのが、われわれの仕事ですよ」。
「iPadなら、まだ先行導入していた経緯があり、こうすればというノウハウは少しありました。しかし、iPadは埃をかぶったままで、使うことができません」。(第二回 http://no-border.co.jp/archives/33691/ 第三回 http://no-border.co.jp/archives/33699/ )
●ワタシの一行教育プロジェクト http://1gyou-edu.com/
子どもたちが本にであるチャンスが広がる/朝読書。読書ノートを一行で記録dekiru/十人十色の、個性きらめく感想文へ誘導dekiru/読解力を磨ける。
●アミューズメントカードゲーム『モンスターハンター スピリッツ』とオンライン教育サービス『勉強サプリ』が異色のコラボレーション! http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000112.000010032.html
オンライン教育サービス『勉強サプリ』内でアミューズメントカードゲーム『モンスターハンター スピリッツ』のモンスターが入手できる期間限定イベント。もともと、『勉強サプリ』は、ゲーミフィケーション機能“サプモン”の導入で、小中学生が楽しみながら学習できるようなサービスを目指していた。
●プログラミングのTech Kids CAMP Summer 2015 http://techkidscamp.jp/camp/
小学生がアプリやゲームを作るプログラミング修得サマーキャンプ「Tech Kids CAMP」が全国8ヶ所で開催。
●高専初、反転授業にMOOC講座を活用 http://itlifehack.jp/archives/11264
アクティブラーニング推進・高度化への新たな試みとして高専初の反転学習にgacco(ガッコ)の講座を活用。理工系の授業は一般的に内容の互換性が高く、米国でもMITが制作した電子工学のMOOCコースをサンノゼ州立大学の反転授業で利用したような事例がある。
「このような形で高等専門学校の授業と大学の工学教育の相互乗り入れが進めば、日本の工学教育の基盤はさらに強化されるだろう」。
●2018年問題 18歳人口激減で大学倒産の危機!? - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=SkVA-zp7NV8
少子化が進む中、むしろ大学生の数は増加し続けてきたのが、これまで。しかしそれも2018年まで。
●2030年に向けた国内大学のパラダイムシフト (2) 国内大学の逆襲 - 2030年の大学 http://news.mynavi.jp/series/education3/002/
2018年問題(●第4の産業革命を背景に、教育のあり方はどう変わる? http://society-zero.com/chienotane/archives/1657 )のその次は、2030年問題。私学の市場退出問題(=「過剰」の整理・淘汰)。
「国内の多くの私立大学は総収入の7割~8割を学納金収入に頼っており、学生数の減少が経営に与えるインパクトは大きい。(略)コスト側面でも固定的支出、B/S(貸借対照表)側面でも固定資産が大半を占めており、総じて状況変化に極めて弱い財務体質を有している」。
確かに米国では、80年代、総収入に占める学納金(授業料)収入の割合を30%前後まで圧縮させる事に成功し、コスト面も変動(化を達成)。加えて、他事業から得た収益を教育に投資する好循環モデルを確立し、現在の"世界をリードする米国大学"の基盤となるROI(投資対効果)を高めたビジネスモデルに転換した」。
しかし日本の私学にそれができるか。
●この夏は「ららぽーと図書館」で涼しく読書 http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1507/01/news142.html
環境省の「 Cool Shareスポット」運動に参加するもの。ららぽーと図書館は、家に眠っている本やスタッフの本を集め、みんなでららぽーと図書館を作り、涼しいところで読書をしましょう、という活動。「集めた本は最終的に寄付をして、社会貢献にも参加いたします」。
●東京学芸大学付属図書館にベーカリーカフェ 地域住民との交流を目的に http://tachikawa.keizai.biz/phone/headline.php?id=1965
「未来の地域社会に生きるアイデアや知恵がつづられる、新しいカフェの形を作ろう」が合言葉。カフェだけでなく、「店内の壁一面に書き込みやマグネットでの掲示が可能な縦190センチメートル、横400センチメートルのホワイトボード「note map」を設置し、近隣大学や店などの地域情報を発信」。
●OverDriveの電子図書館システムを国内で初めて公共図書館に提供 http://www.mediado.jp/service/1210/
メディアドゥの国内電子図書館導入最初の公共図書館は龍ケ崎市立中央図書館。