知のパラダイムシフト

●ストリエ(STORIE)[β]:あたらしい読み物プロジェクト

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●ストリエ(STORIE)[β]:あたらしい読み物プロジェクト https://storie.jp/
『STORIE(ストリエ)』は、気軽に作品を創作できる“ジェネレーター”と、創作した作品を投稿・公開できる仕組み、親しみやすいビジュアルで作品を表現する“ビューワー”を組み合わせた読み物投稿プラットフォームサービス。「スマートフォンとの親和性の高い縦スクロール画面を採用し、テキスト文を対話・対談形式で表現することで視覚に訴え、より内容が伝わりやすくなっています」。

●taskey(タスキー) | 世界中のクリエイターと共に、スマートフォン小説をつくろう http://taskey.me/?lang=jp
第2、第3のハリーポッターが生まれる場所に!スマホ1台で誰でも小説家になれるサービス。しかもWikipediaのようにユーザーが自らの意志で参加し、他の言語に翻訳するプラットフォームでもある。人気のある作品は、ユーザーの手によって海外へ発信。

●コンテンツ及びサービス利用の変化 |平成26年版 情報通信白書 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h26/html/nc141120.html
「電子書籍の利用率が各国ともに共通してスマートフォンより高いのが特徴的であり、画面の大きいタブレット端末における電子書籍の利用ニーズの高さが表れている」。

●小中高校生の電子書籍利用の実態を探る http://bylines.news.yahoo.co.jp/fuwaraizo/20150419-00044864/
「平成26年度青少年のインターネット利用環境実態調査結果」から。ただし設問はいたってシンプルで、「ネットを利用している人における、電子書籍の利用状況」。有料、無料などはわからない。ただ端末別には利用状況がわかる=スマホからの読書が14.8%、タブレットからが8.5%、学習用タブレットからは7.2%。

●雑誌130誌以上・漫画1000作品以上が月500円で読み放題「ブック放題」 ソフトバンク端末向けにスタート http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2015/20150611_01/
マルチデバイスに対応しており、外出先ではスマートフォン、自宅ではタブレット――などの使い分けも可能。閲覧の途中でデバイスを変えても、しおり機能で続きから読める。
ほとんどの雑誌が発売当日から読め、最大過去1年分のバックナンバーを読むことも。低価格、価格固定の読み放題は、LINE Music的アプローチ。

●電子書店「たびのたね」中部地区6県を追加 http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1506/11/news046.html
全国制覇へ。快進撃!

●コンテン堂にて『動画付き電子書籍』に対応開始  マニュアルや教則本に最適なリッチコンテンツを配信 http://i-press.jpn.com/?page_id=2200
自動車電子本専門店「ぽらりすeBooksガレージ」で動画付き電子書籍を配信開始。EPUB形式のデータに動画を画像のように配置し、クリックすると動画が再生される。動画のフォーマットはMP4で、動画データに対するDRMの設定も可能。

●電子出版の未来を握るのは出版社、ではない http://wired.jp/innovationinsights/wired/w021/digital-magazine/
B2Bこそ電子書籍。小売業界は、従来のカタログから、ライフスタイルにより焦点を合わせた体験を顧客に提供できる「ルックブック(ひとりのモデルや特定のブランド、特定のテーマを軸に、ファッション写真をコレクションしたもの)」へと徐々に移行しつつある。ここでは紙より電子。

●電子書籍が増えても、まだ紙は強し! http://forbesjapan.com/summary/2015-05/post_5394.html
米国の事例。電子書籍の市場シェアはジャンルによって大きく異なる。
教科書などは断然、紙。一方、ハーレクイン社の女性向け恋愛小説は、売り上げの36%が電子書籍。ミステリー小説は全体の32%、中高生向けのヤングアダルト系の小説も25%が電子書籍。

●毎日新聞、動画「注目ニュース90秒」開始 ライブ感覚でニュース解説 http://edgefirst.hateblo.jp/entry/2015/06/09/183844
「2分以内の動画」がこれから注目を浴びる、かも。

●ビジネスパーソンのニュースアプリに関する利用実態調査 https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1444.html
新聞との親和性、あるいは連想性があるせいか、「ニュースアプリ」は年齢が高いほどダウンロードの比率が高い。「Yahoo!ニュース」が59.6%と最も多く、次いで「SmartNews」が28.7%、「LINE NEWS」が22.3%。使うのは「隙間時間」「休憩時間」。

●情熱を持った個人によるキュレーションにはどんな可能性があるのか? 月間7.5億PVの「ドラッジレポート」の今 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43362
「流入経路のほとんどがブックマークなどからによる直接のサイト訪問であり、ロイヤリティの高い人が頻繁に、しかも長時間サイトを閲覧する」。SEO対策やFacebook、スマートフォン対策より、内容のある記事を継続して掲載し続けるほうが、マーケティング的にはいいのかも。

●見えてきた次世代SNS…伝説の日本人プログラマーが予感した変化とは? http://www.mag2.com/p/news/17732
バブル崩壊と冷戦終結、この後に生まれた人々は20世紀型発想ではとらえきれない、新しい感性を持っている。彼ら、彼女らの行動が向かう先に手を伸ばし続けないと、SNSは生き残れない。だから、facebookは企業買収を続けている、のだという説。
「今の状況から類推して、これから台頭するだろうと私が注目しているのは、この傾向をもっと過激にした、ハイコンテキストなSNSです。具体的に言えば、「日本に住む、原宿ファッションに憧れる16~17才の女の子」だとか「米国に住む、アウドドア派の18~24才の独身の男性」「ヨーロッパでEDMを楽しむ20代後半から30代前半の富裕層」などのターゲットを絞り込んだ SNS」。

●ブログの曲がり角──盗用ブログがあふれる時代 http://bylines.news.yahoo.co.jp/soichiromatsutani/20150531-00046206/
2003年に本格化したブログにはふたつの志向があった。発信志向(不特定多数の読者が前提)とコミュニケーション志向。後者は特定の相手との交流が目的だったが、これはSNSへシフトしていった。mixiやフェイスブック、Twitter、そしてLine。さらに写真に特化したSNSのインスタグラム。
前者は、専門家のブログに追いやられ露出を低下させる一方で、安易な「コピペ」へ流れる傾向が顕著に。

●無料で良質なネットニュースが読める時代は終わる http://diamond.jp/articles/-/73029
ついに全国5紙が有料デジタル化。「広告収入だけでなく、課金収入によってもビジネスを成立させようと努力してい」る。
「有料記事を圧倒的な販売力で売りさばいてくれるプラットフォーマー(圧倒的な流通網)がない以上、新聞社自身が設定する有料版という“囲い込み”は、プラットフォーマーに依存しないビジネスとも言える」。そしてその戦略成功には、「PV至上主義」を捨てる覚悟が必要。

●アップル、衝撃は「音楽配信」だけではなかった http://toyokeizai.net/articles/-/72591
iOSに標準で加えられる「News」というアプリ。アップルはかつて、News Standというサービスで大きな失敗を経験しているが、今回のアプリは読み手側の負担が軽く、また幅広い情報を簡単に集められ、見た目にも美しいレイアウト。スマートニュースやグノシーの脅威となるか?


●殆ど読まれない飛行機の機内誌。全ての乗客が持ち帰りたくなった、素敵なアイディアとは? http://grapee.jp/52699
これはすごい! 「チケットをオンラインで予約する際に、乗客にFacebookのアカウントでログインをしてもらいます。ユーザーがいいね!を押した情報を分析し、興味を持ちそうな情報を集め誌面に載せる」。

●Amazonが始めた本の買取りサービス BOOKOFFより優秀との声が圧倒的 http://news.livedoor.com/article/detail/10204933/
ロジスティックの体制ができている、そのインフラの上で花開くサービス故、同業他社比コスト面で断然有利。だから、「事前に金額がわかるうえ1冊から無料集荷、返送も無料」、こんなことができる。ブックオフ、危うしの声も。ただし、支払いが「Amazonギフト券」なのには、反発する向きも。

●【やってみた】Amazon本の買い取りサービス使ってみた http://irorio.jp/takeiwa/20150610/236257/
申し込みは買い取りサービスのサイト上から商品を検索し、チェックを入れていくだけでいい。「「非常に良い」」の状態を前提にした金額が提示され、それに対し、自分の対象本の「状態」を申告して、金額が変更される。
送付後、アマゾン側が点検し、違う判断が下る場合もあるが、値段に不満であれば返品もしてもらえる。集荷から査定完了までは約1週間。

●アマゾンジャパンが中古書籍の買取開始、集まった"古本"の行方は? http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2015/06/post-2203.html
アマゾン自身が買いとるのがポイント。買いとった後、どうさばくのか。他の業者に任せるのか、自身のサイトで再販するのか。いまのところ不明。

●メディア芸術データベース http://mediaarts-db.jp/
明治初期以降のマンガ約33万冊をはじめ、アニメやテレビゲームなどの作品情報を収録した大規模なデータベースを文化庁が立ち上げた。作品名や著者、発表時期などがインターネットで検索できる。
たとえば、アニメーションは1917年から昨年9月までに発表されたテレビ・劇場版・OVA約9000タイトル、メディアアート分野は、1951年から昨年までに開催された約1万の展覧会・イベント情報。

●[編集長コラム]出版社がPODで売上を上げる3つの方法 http://on-deck.jp/archives/20151830
「PODは印刷方式の1つではなく、伝統的出版と電子出版をつなぐ有力なメディアであり、イノベーション」。