●風車のない風力発電装置でエネルギーを生みだす巨大な輪

150522 PM

┃Post Modern あるいは再編成されるLife(生命/生活/人生)
働くって? 育児、教育、ケア、地域、時間、eco、社会保障など

●風車のない風力発電装置でエネルギーを生みだす巨大な輪 http://nge.jp/2015/05/13/post-104449
風車がない、「世界で最も革新的な風車」。さらにその革新的な風車を抱え込んだ新発想のビルディング。EWICON(electrostatic wind energy convertor:静電風力エネルギー変換器)がポイント。「水滴を噴霧する細い金属管とノズルから構成されており、電界の性質を利用して発電するらしい。風が電気を帯びたしずくを陽極に移動させることで発電する」。

●未来の風力発電機には「羽がない」 http://wired.jp/2015/05/21/future-wind-turbines/
逆転の発想で生まれた「ブレードのない風力タービン「Vortex」」。それは従来の風力タービンと同じく、風を運動エネルギーに変え、電気として使えるようにする。しかし、その仕組みはまったく異なる。利用するのは、「渦度」と呼ばれる渦の回転から生じる空気力学的効果。渦度は長いこと建築家やエンジニアに嫌われ、これを回避するデザインが追求されてきた。回避せずにエネルギー創出機会に変えてはどうか、の新発想。

●風車は必要なかった!? 風力発電システムの進化系 http://nge.jp/2015/05/21/post-105508
風によって振動する棒を、発電に使うアイデアが実用化へ。魅力は、「風車に比べて製造コストは53%、運用コストは51%、メンテナンスコストは80%削減できる」点。

●地方創生と海外展開に不可欠なICT活用――産官学のオールジャパン体制で推進 http://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/1505/21/news039.html
「IoTなどは、すでに生活に取り入れられている。たとえば回転寿司チェーンでは、入店した顧客の10分後、15分後のふるまいを予測し、提供するネタを変え、廃棄ロスを4分の1にした。IoTにより、業務負荷を軽減し、顧客サービスを向上できる事例だ」。「地方創生の鍵はICT活用であり、ポイントは2つ。1つは、ICTの活用で生産性の向上を支えること。もう1つは、いつでも、どこでも仕事ができる環境を整えること」。

●国民意識から見た「地方創生」の方向性 http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/sl_info/working_papers/pdf/report20150501.pdf
「近年、豊かな自然環境や暖かい人間関係など地方の暮らしやすさを評価し、人々の地域に対する意識も変わっている、とする指摘もあるが、意識調査の結果から見ると、居住者の生活実感としての地域差は依然として」根深い。

●シンポジウムの記録:「地方創生」はこれでよいか?~都市農村関係から持続可能な日本社会のあり方を問う http://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n1505sym.pdf
食とエネルギーの自立、自前主義、経済として閉じた系が作れること。そこに「地方創生」のヒントがある。人口問題から出発すると、とるべき政策の方向性を間違えやすい。

●RESAS -地域経済分析システム https://resas.go.jp/#/13/13101
各自治体ごとの産業構造や人口動態、人の流れなどに関するビッグデータをだれでも見ることができ、かつデータをダウンロードできるサイト。

●千葉・ユーカリが丘 空き家を発生させない、住み替えビジネスの創生 http://www.reinet.or.jp/pdf/chihousousei/report/No06-2015Ap.pdf
東京藝術大学美術学部建築科 講師 博士(工学) 河村 茂氏による「全国の地方創生活動」報告。「日本の空き家率は 13.5%で、英国の 4%、ドイツの 1%と比べると異常に高い。これは我が国の住宅施策が景気対策に位置づけられ、新規着工戸数が問われるフロー重視の政策をとってきたことによる。人口減少、少子高齢化の動きをふまえ、暮らしの変化に対応し転居や改修など、ストック重視の住宅政策への転換が求められる」。

●その空き家、危険につき 撤去急ぐ特措法26日施行 http://www.asahi.com/articles/ASH5S5CTQH5SUTIL00W.html
「特措法では、市町村が1.倒壊の恐れが高い2.ネズミの大量発生など衛生上著しく有害3.景観を損ねる4.生活環境が守れない、のどれかに該当する空き家を「特定空き家」と認定。立ち入り調査し、所有者が拒むと最大20万円の過料を科すことができる」。

●ドイツ人が午後5時で仕事を終える理由 http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20150420/280201/
環境の変化に応じて、考え方も変えていかなくては。「我々は、造船業界で一番古い企業で、かつては最も強い企業だった、だから造船をやめるべきではない」というような、脈々と受け継がれてきた会社の価値観、これを変えていかなくては生き残っていけない。働き方についても、そう。「日本の労働1時間当たりGDP(国内総生産)について、米国を100としたら、(日本は)62.5にしかならない。ドイツは91です。これはとてつもない違いです。日本人はより長く働いているのに、成果はより少ない。生産性が著しく低い」。

●厚切りジェイソン「仕事を効率悪くやる人にご褒美をあげる残業制度がある限り日本企業はグローバルで勝てない」 http://netgeek.biz/archives/37142
17歳のときに飛び級でミシガン州立大学に進学し、イリノイ大学大学院に入学。2005年には旭化成で音声認識ソフトの開発に従事していた切れ者。現在はITベンチャー企業「テラスカイ」の役員。もともとアメリカで働いていた厚切りジェイソンが日本の勤労システムは実に矛盾していると痛烈に批判。

●オランダ人が幸福な理由 それはパートタイムで働いているから http://www.huffingtonpost.jp/2015/05/19/why-dutch-people-are-among-the-happiest-_n_7310438.html
「オランダで子育てをする親たちは家族の時間をとても大切にしていて、子供たちはたいてい午後6時に両親と一緒に夕食を取ります。また多くの父親が、子供の世話をするために仕事を休むことができる日『papadag(パパの日)』を活用しています」。

●なぜ若者は遣い潰されるのか――日本のアニメはブラック業界 http://synodos.jp/society/14091
「何より衝撃的なのは、この報告書の後半を占める、アニメ労働者たちの生の声だ。いきなり「アニメ業界は一度滅びたほうが良い」という声に始まって、結婚したくてもできない、老いた親の面倒がみられない、子を産み育てる余裕さえない、自分の老後も危うい、等の生々しい本音が、機関銃の乱射のように何十ページも続いていく。まさに阿鼻叫喚だ」。

●歴史の巨大な曲がり角 社会学者・見田宗介さん http://www.asahi.com/articles/DA3S11760782.html
それは合理的か、この価値判断そのものに対する揺らぎが。「家族観の変化も合理性と関係がある。『夫は仕事、妻は家庭』という家族観は、男性を労働力として最も合理的に活用でき、高度経済成長を担った『企業戦士』『モーレツ社員』を陰で支えた家庭像でした。それが支持を失ったのは、『経済成長のため合理性を最優先する』という価値観が解体しつつあることの表れ」。「近代社会は『未来の成長のために現在の生を手段化し、犠牲にする』という生き方を人々に強いてきました。成長至上主義から脱して初めて、人は『現在』という時間がいかに充実し、輝きに満ちているかを実感できるのではないか。冒頭に見てきた価値観の変化に見られるように、人々はすでにその第一歩を踏み出していると思います」。